季節は冬になり、太平洋側に住む人たちにとってはまさにお祭り状態です。
ですが東北や北陸に住む人たちにとっては雪かきで星どころではなさそうです。
それでも一ヶ月に数回は晴れる日があると思うので、晴れた日の夜は双眼鏡や望遠鏡でメシエ天体を探してみてください。
この記事ではすべての冬のメシエ天体を私が撮影した写真とともに一気に紹介します。
*赤経3hから9hまでの天体を冬の天体とします
それではさっそくいきましょう。
Contents
M45 (おうし座)

RA 03h47m, DEC +24°07′
おうし座にある明るい散開星団です。
プレアデス星団やすばると呼ばれています。
肉眼でも簡単に見ることができるので見てみてください。
暗い場所だと星の周りが青くにじんでいる様子も観察できます。
双眼鏡を使うともっとすごいですよ。
M79 (うさぎ座)

RA 05h24m, DEC -24°31′
うさぎ座にある球状星団です。
結構小さいので双眼鏡では観察できません。
口径の大きな望遠鏡があると便利です。
M38 (ぎょしゃ座)

RA 05h28m, DEC +35°50′
ぎょしゃ座にある散開星団です。
英語圏では “Starfish Cluster” (ひとで星団) と言われているらしいです。
どこがひとでなのか全くわかりません。
M1 (おうし座)

RA 05h36m, DEC +22°01′
かにの触手のように見えるというわけでかに星雲と名付けられています。
どこがかになのか全くわかりませんが。
M42 (オリオン座)

RA 05h35m, DEC -05°27′
みんな大好きオリオン大星雲です。
暗い場所なら肉眼でもすぐ見つけられます。
双眼鏡を使えば都内からでも見れるくらい明るいので見てみてください。
場所はオリオン座のベルトの三つ星の少し下くらいにあります。
M43 (オリオン座)

RA 05h35m, -05°16′
オリオン大星雲のそばにいる小さな星雲です。
オリオン大星雲と一緒に観察できます。
M36 (ぎょしゃ座)

RA 05h36m, DEC +34°08′
ぎょしゃ座にある散開星団です。
ちょっと小さめです。
英語圏で “Pinwheel Cluster” (かざぐるま星団) と呼ばれているらしいですね。
どこが風車なんでしょうか…
M78 (オリオン座)

RA 05h46m, DEC +00°03′
オリオン座にある明るい反射星雲です。
ウルトラマンの故郷だという逸話があります。
結構小さいので観察には望遠鏡が必要かもしれません。
M37 (ぎょしゃ座)

RA 05h52m, DEC +32°33′
ぎょしゃ座の散開星団です。
星が密集していてきれいな星団です。
望遠鏡で見ると綺麗だと思います。
M35 (ふたご座)

RA 06h08m, DEC +24°20′
ふたご座にある散開星団です。
隣にもうひとつ散開星団が寄り添っているのが特徴的でフォトジェニックですね。
M41 (おおいぬ座)

RA 06h46m, DEC -20°44′
おおいぬ座にある散開星団です。
シリウスのすぐ下にいるので見つけやすいです。
双眼鏡で見てみてください。
M50 (いっかくじゅう座)

RA 07h03m, DEC -08°20′
いっかくじゅう座にある散開星団です。
いっかくじゅう座は目印となる星がないのですが、双眼鏡で探してみるのも面白いと思います。
M47 (とも座)

RA 07h36m, DEC -14°30′
とも座にある散開星団です。
とも座は南の空低くに上がる星座で、都会からだと見づらいかもしれません。
見晴らしのいい高原か海沿いに行くとよさそうです。
M46 (とも座)

RA 07h41m, DEC -14°49′
とも座にある散開星団です。
M47とほぼ同じ方向にいます。
M47と一緒に見れたら楽しそうですね。
M93 (とも座)

RA 07h44m, DEC -23°52′
とも座にある散開星団です。
M46, M47よりさらに南に低くいる星団です。
大きさは10′(10分角)ほどで意外と小さいので観察には望遠鏡を使うといいでしょう。
M48 (うみへび座)

RA 08h13m, DEC -05°48′
うみへび座にある散開星団です。
うみへび座は全天で最も大きな星座です。
南北に大きく伸びているのですが、M48は比較的空高くまで上がってくるので見やすいです。
M44 (かに座)

RA 08h40m, DEC +19°59′
かに座にある明るい散開星団です。
プレセペ星団としても知られています。
双眼鏡を使えば簡単に見ることができます。
M67 (かに座)

RA 08h50m, DEC +11°49′
かに座にある散開星団です。
プレセペ星団よりも小さく暗いので目立たないのですが、望遠鏡を使って観察すると面白そうです。
これで冬のメシエ天体は終わりです。
まだ撮っていない天体もいずれ撮って更新していきたいと思います。
(2025/1/18 追記)
すべての天体を撮影しました。
では。



























