去年はプレセペ星団と火星が接近している様子を撮影しましたが、プレセペ星団の描写には納得がいっていませんでした。
そこで今回はプレセペ星団をさらに拡大して撮影し、綺麗な作品にできるか試してみました。
どんな感じの結果になったのか見てみましょう。
結果

Date: Jan 26 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x22 (66min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 3.3139
今回は焦点距離長めの機材でプレセペ星団を拡大して撮りました。
青白い星とオレンジ色の星の対比が美しいですね。
プレセペ星団は5等級前後の星の集まりで、とにかく明るくて迫力があります。
コンパクトに密集している星団もいいですが、プレセペ星団のように明るい星がまばらに輝いている星団も綺麗です。
反射望遠鏡で撮れば十字の光条が綺麗だったのでしょうが、屈折望遠鏡なので光条は出ていません。
これはこれでいい感じです。
あと、背景に複数の銀河が映り込んでいます。
アノテーションしてみましょう。

NGC/IC天体の銀河が4つ写ってますね。
それぞれ NGC2637, NGC2643/IC2390, NGC2647, IC2388 です。
プレセペ星団の背景にも銀河がいるなんて不思議ですね。
宇宙の奥行きを感じます。
では。