しし座には様々な銀河が眠っています。
しし座の三つ子銀河がいちばん有名ですが、他にもM96銀河群などもあります。
その中で今日はしし座のマイナーな四つ子銀河、NGC3681, NGC3684,NGC3686, NGC3691を紹介します。
結果

Date: Jan 27 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x28 (84min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 3.1681
小さな銀河が4つ見えますね。
一番上の渦巻銀河がNGC3686です。
見かけの明るさは11等級前後で、まあまあ暗い部類です。
眼視はきついでしょうが写真なら問題なく写ります。
この写真では小さすぎて構造がよくわからないですが、かなり小さいので拡大するのもきついでしょう。
気流の影響が小さい日があればラッキーですね。
地球からは意外と近く、6000万光年から7000万光年ほどと見積もられています。
NGC3686の右下の銀河がNGC3684です。
NGC3684も渦巻銀河で、渦の構造がほんのかすかに写っています。
こちらも7000万光年ほどの距離にあると見積もられています。
明るさも大体+11.4等級ほどです。
NGC3684のさらに右下にいる銀河がNGC3681です。
これも渦巻銀河で、明るさや距離ともにNGC3686やNGC3684と似ています。
その少し離れた左側にいる小さい銀河がNGC3691です。
これも渦巻銀河で、渦の形が写っているような気もします。
アノテーションしてみましょう。

4つのNGC銀河と、その周りを取り囲むような多数のPGC銀河が写っています。
それぞれ距離が近いので銀河群に分類しておきます。
なにか新しい情報があったら教えて下さい。
では。


















