くじら座は大きい割に知名度があまりありません。
そもそも星座自体が暗いです。
ですがくじら座には銀河がたくさん眠っています。
今日はNGC521, NGC533などを紹介しましょう。
結果

Date: Jan 14 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x35 (105min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT
FWHM: 4.9647
この写真には銀河が複数写ってます。
NGC/IC天体が7つもいます。
どこにいるかわかりますか?
アノテーションしてみましょう。

特に明るいのがNGC521とNGC533で、他にも NGC550, IC103, IC105, IC109, IC1694 がいます。
NGC521とNGC533はともにおよそ2.2億光年ほどの距離にいると見られ、空間的にも近い距離にいるとされています。
今のところは相互作用しているようには見えませんが、未来には衝突しているかもしれません。
距離的に近いので同じ銀河群に属しているかもしれません。
そして実はNGC1694の右らへんに銀河団の中心があるとされていて、Abell189という名前がついています。
地球からの距離は8億光年くらいと言われているのでNGC521, NGC533とは関係なさそうですね。
宇宙の空間的な奥行きを想像してみるのも楽しいです。
では。


















