オリオン座

Abell539(オリオン座の銀河団)を光害地横浜から撮影しました

記事内に商品PRを含む場合があります

オリオン座の季節になりました。

オリオン座にはオリオン大星雲や馬頭星雲、M78など様々な星雲が集まっていて賑やかです。

ですがその中に銀河団があることをご存知でしょうか?

砂時計型のオリオン座の右上に銀河団がいます。

Abell539です。

結果

Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SV165, ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x42 (126min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT
FWHM: 3.9309

参考までにBXTなしで処理しました。

冬のシーイングはかなり悪く、銀河に向いていない季節ですがなんとかなりました。

露光時間も短く口径も小さく、さらに光害地で撮った画像ですが処理してみると銀河がたくさんいますね。

drizzleのおかげかもしれません。

この銀河団にはNGC天体はなく、写っている銀河はPGC銀河などの無名なものばかりです。

アノテーションしてみましょう。

PGC天体しか写ってません。

中心部に銀河が密集していて、それ以外の場所にも散らばっているのが分かります。

この銀河団は主に15等から18等の銀河で構成されていて、かなり淡いです。

地球から約3億光年の距離に位置しているそうです。

銀河団としては近いほうですね。

また新しい銀河団を探してみるのも面白いかもしれません。

この時点で銀河の片鱗のようなものが写っています。

L-Quad Enhance フィルターと3分露光の威力でしょう。

ASIairの制御画面です。

いつもより風が強かった割にはガイドは好調でした。

しばらく晴れが続きそうなのでベランダから撮影を楽しもうと思います。

では。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です