うみへび座

Abell754(うみへび座の銀河団)を光害地横浜から

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気づけば0時あたりでオリオン座が南中する季節になりました。

いまが冬の星座の旬でしょう。

ですが私の自宅のベランダはひさしが邪魔でオリオン座が少ししか撮れません。

オリオン座が西に逃げた後は手持ち無沙汰なのでうみへび座のAbell754を撮ってみました。

結果

Date: Dec 13, 2024
Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x68 (204min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT, Lightroom
FWHM: 3.8015

中心にある黄色いポツポツはすべて銀河です。

中心だけでなく、写野全体に無数の系外銀河が広がっています。

英語版wikipediaによると、この銀河団の地球からの距離は約7.6億光年だそうです。

私が今まで撮ってきた銀河団の中で最も遠いですね。

アノテーションしてみましょう。

この青い文字はPGCカタログで、すべて系外銀河です。

銀河団の名前の通り、無数の銀河が重力相互作用で集まって巨大な形を作っています。

写っている銀河はほとんどが15等級以下です。

都会から7.6億光年先の天体の光を捉えられるなんて凄まじいですね。

技術の進歩を感じます。

3分露光の撮って出しです。

見づらいので完成画像はクロップしました。

この時点では中心の明るい銀河がかすかに見える程度で、それ以外の銀河は確認できません。

長時間露光の凄さを実感しますね。

次もなにか別の銀河か銀河団を撮ってみたいと思います。

では。

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