ついこの間まで野辺山に天体写真遠征に行っていました。
月が出ていたせいで結構空が明るかったですが…🥺
今回紹介するのは、月齢8の月が輝いている横で撮ったNGC5371とHCG68銀河群です。
月の影響はどれくらい出てしまっているのでしょうか。
結果
Date: Jun 4 in 2025 (Moon 63%)
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance Filter
Exposure: 3min x38 (114min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
月が輝いている面積は満月の63%ほどで、月と天体の離角は49°ほどでした。
ただ、このとき月は高度が20°未満の位置にいたので影響は少なかったのかもしれません。
1日目は月の影響は少なかったですが、2日目になると月が70%以上になりかなり苦しめられました。
そんな時期に遠征行くなよって話ですが笑笑
まあ今回の検証で半月まではなんとかなりそうなことがわかったので、次からは気をつけます。
アノテーションしてみましょう。

NGC5350, NGC5353, NGC5354, NGC5355, NGC5358, NGC5371 が写っています。
アノテーションがなんかおかしくて一部のNGC銀河がPGCになってしまっていますが。
十字に光っている明るい星はHD121197で、6等星です。
6等星でもこんなに明るく写るのだからすごいですよね。
下側になんか小さくて面白い銀河が写っています。
PGC49480(UGC8841)という名前で、調べたら15等級くらいの明るさらしいです。
こんなに暗い銀河が写るのはやっぱり野辺山の空の暗さのおかげですね。
また新月期の前後に訪れたいと思います。
では。