もうすっかり春後半ですね。
花粉がやばすぎてティッシュの箱がどんどん消えていっています。
夜明け前にはすでに夏の星座が集結していて、てんびん座も見ることができます。
てんびん座は地味な星座で、目立った天体もないです。
ですが面白い銀河団を見つけたので撮ってみました。
結果

Date: Mar 22 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x40 (120min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
中心に小さな銀河が集まってます。
非常に地味です。
NGC天体はひとつもありません。
アノテーションしてみましょう。

中心にいくつか銀河が集まっています。
一番明るそうなのがPGC999438ですね。
この銀河団の地球からの距離はよくわかりません。
ですがAbellの距離クラスは5らしいので、20億光年くらい先にいるのではと思います。
銀河団は情報が少なく、撮ってみないとどんな見た目をしているか分かりません。
撮ってみてがっかりする場合もたくさんあります笑
ですが誰も撮っていない天体を撮るという意味では面白いのかもしれないですね。
てんびん座の天体は他には球状星団のNGC5897くらいしかありません。
寂しい星座ですが、星座の形は肉眼でもよく見えます。
機会があったら見てみてください。
では。