しし座が見頃です。
しし座は7月24日から8月23日の間に生まれた人のことを言ったりしますが、実際にはしし座の見頃はその半年後です。
というのも、7月24日から8月23日の間にはちょうど太陽がしし座の位置にいるため、太陽の強烈な光によりしし座を見ることができないからです。
季節が巡り、半年後に太陽が反対側にきたこのぐらいの季節がしし座の見頃というわけですね。
そんな話はさておき、今回は城ヶ島で撮影したHCG44銀河群(NGC3185, NGC3187, NGC3190, NGC3193)を紹介します。
結果

Date: Jan 26 in 2025
Location: @城ヶ島 (SQM 20.76)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: ZWO IR cut filter
Exposure: 3min x39 (117min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
しし座のγ星、アルギエバの近くにある銀河群です。
ヒクソンの銀河群カタログの44番目で、HCG44と呼ばれています。
4つのNGC天体が写っていますね。
アノテーションしてみましょう。

一番下の小さくて丸い渦巻銀河がNGC3185, 青っぽいS字型の銀河がNGC3187, 中心の暗黒帯が見える銀河がNGC3190(NGC3189), 一番左の楕円銀河がNGC3193です。
見た目が違う4つの銀河が集まってて綺麗ですね。
大きさもそこまで小さくないので写真に撮りやすいです。
機会があれば一度撮影してみてください。
撮って出しはこちらです。

銀河は写っていますが、光軸ずれのせいなのか星像がぐちゃぐちゃです。
BXTの力を借りて作品に仕上げましたが、反射望遠鏡は調整が難しいですね。
まだまだです。
では。