コップ座

コップ座のNGC3511とNGC3513とAbell1146を光害地から

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春の初めの星座といえばうみへび座の存在感が強いですね。

コップ座はうみへび座のすぐ東にある星座ですが知名度はほとんどありません。

有名な天体も少なく見過ごされがちです。

ですがNGC3511とNGC3513は写真写りもよくて綺麗なので紹介します。

結果

Date: Jan 1 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x66 (198min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT

2025年最初の天体写真です。

左下にふたつ銀河がいますね。

その中の右上の長い銀河がNGC3511, 左下の渦巻銀河がNGC3513です。

そして右側に小さな銀河が固まっている銀河団がありますね。

これがAbell1146です。

アノテーションしてみましょう。

左下に明るい銀河が2つあります。

そして右側に系外銀河が密集している領域があります。

これがAbell1146です。

かなり密でコンパクトな銀河団ですね。

調べたら地球からの距離はおよそ20億光年 (赤方偏移 z=0.142) だと見積もられています。

今まで私が撮ってきた銀河団の中でトップクラスに遠いです。

最も明るい銀河はPGC33231で、Abellの Richness Class が4なので相当密な銀河だと思われます。

この写真では解像していないだけでもっとたくさんの銀河がいるはずです。

かなり面白い銀河団ですね。

機会があったらAbell1146だけクローズアップして撮影したいと思います。

では。

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