冬だというのに銀河ばかり撮っています。
エリダヌス座といえば魔女の横顔星雲が有名ですが、それだけでなく銀河の宝庫でもあります。
今日はヒクソンコンパクト銀河群の21番目、HCG21を紹介します。
結果

Date: Dec 16, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x104 (208min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 4.8674
中心に銀河が複数集まってますね。
これがHCG21と呼ばれているものです。
調べたところ地球からの距離はおよそ3.5億光年らしいです。
銀河群としては異例の遠さですね。
この前撮ったしし座の三つ子銀河が3500万光年ほどの距離にいることを考えれば、HCG21はその10倍くらいの遠さにいることがわかります。
アノテーションしてみましょう。

中心に NGC1092, NGC1098, NGC1099, NGC1100 がかたまってますね。
それを取り巻くように多くの系外銀河が集まっています。
銀河団を形成しているのかは調べてもわかりませんでしたが、こんなに多くのPGC天体が集まっているのは珍しいので銀河団ということにしておきます。
新しい情報があったらコメント欄で教えて下さい。

2分露光の撮って出しです。
光害地なので撮って出しはしょぼいです。
スタックすることで初めて銀河が浮き上がりました。
本当は10時間くらい必要なんですが今回はこのくらいにしておきます。
では。