うみへび座といえばうみへび座銀河団が有名ですが、それ以外にもたくさんの銀河団があります。
今日はAbell644を紹介します。
結果

Date: Jan 1 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, 0℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x26 (130min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 3.1590
見づらいですが、中心に小さな銀河がたくさん集まっています。
白や黄色の星以外に小さなつぶつぶがたくさんいますが、それらすべてが系外銀河です。
アノテーションしてみましょう。

この青い文字が振られているのはすべて銀河です。
PGCカタログという系外銀河専用のカタログがあります。
特に目立つのはPGC23233ですね。
この銀河団の中心となっている巨大な銀河だと言えるでしょう。
調べてみたところ、Abell644の地球からの距離はおよそ9.2億光年。
かなり遠いですね。
この前撮ったAbell754はおよそ7億光年の距離にいたのでそれよりも遠いことになります。
PGCのカタログ番号が振られていない銀河らしきものもたくさんあったので、おそらく未知の銀河がたくさん眠っているのでしょう。

この時点で明るい星々は写っていますが、系外銀河の写りは今ひとつです。
長時間露光はやっぱり正義ですね。
では。




















