ペルセウス座といえば?
流星群と銀河団ですね。笑
ずっとペルセウス座銀河団が気になっていたのですがなかなか撮れずにいました。
自宅の南側のベランダからはひさしに阻まれ撮影は無理だったのですが、季節が巡り銀河団が北側にやってくるようになりました。
今回はそのタイミングを狙ってペルセウス座銀河団(Abell426)を撮影しました。
結果

Date: Dec 22, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x12 (60min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
今回はガイドが言うことを聞かなかったので露光時間が減ってしまいました。
本来ならば2時間は撮れるはずだったのがたったの1時間になってしまいました。
ベランダのひさしから見えるようになるのが本当にわずかな時間なので仕方ないです。
次は遠征先でじっくり露光したいと思います。
露光時間が少なすぎたので彩度を落としてあっさりした処理にしてます。
最近は彩度をあえて落とすのがマイブームです。
アノテーションしてみましょう。

ざっと見ただけでもNGC/IC天体が26個ありますね。
中央の特に大きな銀河はペルセウス座A(Perseus A)という名前がついていて、NGCでいうとNGC1275です。
NGC1275は1.5型セイファート銀河に分類されていて、ものすごく強力な電磁波を発していることで有名です。
比較的地球の近く(およそ2.2億光年)に位置していて強力なX線やγ線が観測されることから、多くの天文学者がこぞって研究しています。
arXivのプレプリントも多数ヒットするくらいなので相当おもしろい対象なのでしょう。
ですが見かけの大きさは2.3’x1.6’程なのでさほど大きくはないです。
Perseus A を天体写真として撮影するのは難しいみたいですね。
次は銀河団全体を長時間露光で炙り出したいです。
来年の目標としましょう。
とりあえず光害地から写っただけでも満足です。
では。


















