くじら座はうみへび座、おとめ座、おおぐま座に次ぎ4番目に大きい星座です。
ですが有名な天体がM77くらいしかなく、寂しい思いをしている星座です。
そこで今日はくじら座のNGC1042, NGC1052銀河群を紹介します。
結果

Date: Jan 13 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x36 (108min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 4.4061
中心の渦巻銀河がNGC1042です。
NGC1042は見かけの等級が+11.0等級ほど(14等との情報もあります)なのでそもそも暗い上に、渦巻銀河なので淡いです。
露光をかけないとかなりきつい対象かもしれません。
姿を捉えることができただけでもよかったと思うべきでしょう。
その左上の楕円銀河がNGC1052です。
NGC1052が中心となってNGC1052銀河群を形成しているという情報もあります。
アノテーションしてみましょう。

写っているNGC天体は NGC1033, NGC1035, NGC1042, NGC1047, NGC1048, NGC1052 の6つです。
この中で特にNGC1048は5億光年以上離れていて、NGC1052銀河群とは無関係と見られています。
5億光年以上先の銀河からの光が横浜の大都会から写るなんてすごいですね。
撮って出しを見てみましょう。

渦巻銀河NGC1042の姿はこの時点では確認できません。
渦巻銀河が淡いというのは本当ですね。
ですが写すのが不可能というわけでもありません。
この前撮ったかみのけ座のM100はきれいに写りました。
よければ見てみてください。
では。




















