最近は気持ちいい秋晴れが続いています。
ですが遠征に行く機会がなかなかなく横浜から天体を撮る日々です。
今回はくじら座のM77(Cetus A)とNGC1055を紹介します。
結果

Date: September 13, 14 in 2024
Location: @横浜市 (SQM18.60)
Camera: ASI294MC Pro
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SV165, ASI120MM mini, ASIair
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x102 (306min)
Gain: 120
Temperature: 0℃
Processing: PixInsight, BXT, NXT, Lightroom
左の丸いのがM77, 右の細長いのがNGC1055です。
アノテーションしたものも載せておきます。

横浜市から撮ってるのでノイズがひどいですね。
5時間の露光でも全然ノイズが消えてくれません。
M77はくじら座唯一のメシエ天体で、およそ8.9等級です。
銀河としては明るい方で、撮って出しでも核の部分は映っていました。
問題はハロの部分で、かなり淡く炙るのに苦戦しました。
撮って出しがこちらです。

M77は核の部分しか映っていません。
NGC1055もかろうじて確認できる程度で全く構造が見えません。
そう思うと長時間露光の威力はすごいですね。
ちなみにM77は地球からおよそ4700万光年に位置していて、メシエカタログの中で最も大きな銀河のひとつです。
見かけの大きさは7.1’x6.1’と小さいですが距離の割には明るく大きい銀河です。
いつかは大口径の反射望遠鏡で暗い場所から撮ってみたい対象ですね。
都会から撮ったAbell194銀河団はこちら↓