GWが終わってしまいました。
この時期は五月病に注意しないといけないですね。
最近は曇り続きでフラストレーションがたまっています。
チリリモートでかじき座の銀河を撮ったので紹介します。
結果

Location: Rio Hurtado Valley, Chile
Camera: FLI PL 9000
Telescope: Planewave CDK24 (FL 3974mm, f6.5)
Exposure: L: 10min x10, R: 10min x10, G: 10min x10, B: 10min x10 (Total 400min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
この銀河の外縁部には淡いガスが広がっていますが、今回はほぼ炙り出せませんでした。
400分の露光では全く足りなかったかもしれません。
Telescope Live をもってしてもこのレベルなので、NGC1672の周りのガスはかなりの強敵かもしれません。
最低でも30時間の露光は必要そうですね。
相互作用銀河の潮汐尾にも言えることですが、ごくごく淡いガスの流れは長時間露光をしない限りは出てきません。
このレベルになるといかに長時間露光するかが鍵になってくると思います。
海外では60時間露光している作例もあります。
ただ、f11.2で60時間なのでf6.5では20時間ほど露光すれば良い計算になります。
400分では6時間ちょっとなので全然足りないですね。
今回のガスはArp1の潮汐尾に匹敵する淡さだと思います。
ただ、小さい銀河のディテールをここまで捉えられるのは焦点距離の長さゆえだと思います。
銀河の綺麗なふわっと感と淡いガスをどう両立させて画像処理したらいいのか、悩ましいところです。
NGC1672はセイファート2型銀河で、天文学的にも面白い対象です。
また機会があれば画像処理し直したいと思います。
では。



















