もう夜空は夏に突入しています。
どんどん夜が短くなり、気温が高くなるので嫌ですね。
おとめ座ともしばらくのお別れになりそうです。
というわけで、今日はおとめ座のNGC5068とNGC5087を紹介します。
結果

Date: Apr 29 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Focuser: ZWO EAF
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x86 (86min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
右下のもやもやしてるのがNGC5068, 左上のレンズ状銀河がNGC5087です。
NGC5068は不思議な形をしていますが、棒渦巻銀河に分類されているようです。
ここでは写りませんでしたが、NGC5068にはいくつものHII領域がありウォルフ・ライエ星が複数見つかっているそうです。
ウォルフ・ライエ星とはHR図の一番左上に分類される星で、表面温度が非常に高く光度も高いものです。
いずれは超新星爆発を起こすと考えられています。
そのような非常にエネルギーの高い星が複数見つかっているらしく、科学的に面白い銀河みたいです。
もやもやとした形が面白いので、いつかはさらに拡大して撮り直したいです。
アマチュア天文家はNGC5068のHII領域を写せるのでしょうか…
地球からは割と近く、2200万光年ほどです。
左上のNGC5087はおまけ的存在です。笑
地球からは7800万光年ほど離れていると言われています。
13等級なのでかなり暗いですね。
今回は透明度がよく、低空の天体もよく写りました。
また、EAFのファーストライトになりましたが問題なく動作してくれました。
星像が4″くらいになったのでいい感じでした。
梅雨に入る前に色々な天体を撮りたいと思います。
では。