ついに家に眠っていたR200SSが復活しました。
今回はR200SSの試し撮りも兼ねておとめ座のNGC5363,NGC5364などを撮りました。
どんな結果になったのでしょうか?
結果

Date: Jan 24 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x50 (150min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 5.9315
左上の楕円銀河がNGC5363, 左下の綺麗な渦巻銀河がNGC5364です。
NGC5363の左横の星に十字の光条が出ていますね。
ネットで見る作品のようなもっときれいな光条を期待してはいたのですが、光害地なのでまあ仕方ないでしょう。
R200SSを使ってみた感想ですが、正直今のところf7.8,口径76mmの屈折望遠鏡より劇的に解像度が上がったとは思えません。
圧倒的にアンダーサンプリング(解像度に対して画素数が足りていない状況)だと思います。
f4はたしかに明るいですが、結局総露光時間は同じくらいかけないとノイズは綺麗にならなさそうですね。
暗い場所だと大活躍するかもしれません。また今度試してみます。
光害地の環境ではバローレンズ2xなどを使って焦点距離1600mm, f8くらいで運用したほうがいいのかもしれないです。
そうなるとオートガイドが心配になります。
f8だと5分くらいは露光をかけたいのですがガイドはもつのでしょうか…
課題はまだまだ山積みですが、まずは銀河が写真に写っただけでも満足です。
アノテーションしてみましょう。

この写真にはNGC天体が NGC5348, NGC5356, NGC5360, NGC5363, NGC5364 の5つが写っています。
他にも多数のPGC天体が写っていますね。
おとめ座は銀河の宝庫です。
また面白い銀河を見つけたら撮ってみようと思います。
では。


















