おとめ座には銀河が山ほどあります。
星雲は撮り尽くすと終わってしまうのですが、銀河は常にネタが尽きません。
星雲撮影に飽きてきた人は系外銀河を撮影してみてください。
というわけで今日はおとめ座のNGC4517とNGC4517Aを紹介します。
結果

Date: Mar 21 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x49 (98min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
下の細長い銀河がNGC4517で、上のもやもやしてる銀河がNGC4517Aです。
NGC4517は4000万光年ほど先に位置していると考えられています。
NGC4517Aはおよそ6400万光年先です。
2つの銀河に物理的な相互作用はまったくなく、NGC4517AはただNGC4517の近くに見えたからそう名付けられただけです。
かわいそうですね笑
相互作用していると誤解する人が多いみたいですが全く関係ありません。
紛らわしい名前はやめてほしいですが仕方ありません。
ちなみにNGC4517Aは+12.5等級ほどなのでかなり暗いです。
写真撮影では問題なく写ると思いますが眼視はきついでしょう。
NGC4517のほうは「星の王冠」というニックネームがあるみたいです。
ですが広く使われているかはわからないのでNGC4517と呼ぶのが無難だと思います。
では。