うみへび座

南の回転花火銀河(M83)を光害地から

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南の回転花火銀河はその名の通り、回転花火銀河の南半球バージョンとして知られています。

一応日本からでも見ることができますが、東京では南中高度が24°ほどなので南の低空に現れます。

かなり明るい銀河ですが、あまりの低さに撮ろうと思う人はあまりいないみたいです。

ですがメシエ天体に入っているので横浜市内のベランダから撮ってみました。

果たしてどんな結果になったのでしょうか?

結果

Date: Feb 6 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x80 (160min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

色がなんか変になってしまいました。

いろいろな人の作品を見ていると紫色が強く出ているようですが、私の場合は紫色が全く出ませんでした。

黄緑色っぽくなってしまったのはなぜでしょう。

フィルターのせいかもしれないですね。

それはそうと、予想以上に写ってくれました。

もちろんM83は明るさが+7.5等級ほどで銀河の中では異例の明るさなのですが、非常に低い位置にいるのでまともに写るか心配でした。

外側にあるハロは出せませんでしたが銀河の腕ははっきりわかりますね。

見れば見るほど立派な銀河だと思います。

地球からの距離はおよそ1500万光年ほどで、系外銀河としては非常に近いです。

近い位置にいるからこその明るさなのかもしれません。

撮って出しはこちらです。

腕がかすかに写っている程度で、構造が全然わかりません。

撮って出しがひどくても写る可能性は十分ありますね。

では。

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