おおいぬ座といえばシリウスが有名です。
天の川が横切っている星座で、銀河なんて見つからないだろうと思う人もいるかも知れません。
ですがおおいぬ座にはいくつか面白い銀河があり、中でもNGC2207とIC2163は相互作用していることで知られています。
JWSTによる画像が有名ですが、アマチュア機材でもなんとか姿を写すことができます。
横浜市内のベランダからどれくらい写ったのか見てみましょう。
結果

Date: Feb 5 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x53 (106min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
中心にいる銀河らしきものがNGC2207とIC2163です。
左がIC2163, 右がNGC2207です。
IC2163が尾を引いている様子がわかりますね。
これは潮汐尾と言われるもので、銀河が相互作用するときの重力相互作用で銀河が歪められ、ガスが吹き出していると考えられています。
相互作用している割にはArpカタログには収載されていません。謎ですね。
小さすぎるので解像度はまったくないですが、横浜市内から写るとは思ってもみなかったのでよかったです。
アマチュア機材では限界があるのかもしれないですがもっと上を目指していけるようにがんばります。
撮って出しはこちらです。

うっすらと写っていますが潮汐尾までは見えてきません。
スタックした甲斐がありました。
では。


















