おおいぬ座には魅力的な天体がたくさんあります。
夜空で最も明るい星のシリウスが特に目立ちますが、その周りにもたくさんの星雲や星団、銀河が眠っています。
その中でも今日はトールの兜星雲(NGC2359)を紹介しましょう。
結果

Date: Dec 23, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x73 (219min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
FWHM: 5.0286
長時間露光したので今回はわりとうまくいきました。
ですが低空にある天体なので、シーイングの悪い冬の夜だとBXTが必要不可欠です。
ネットで色んな人の作品を見ましたが、緑色になっているのは珍しいですね。
大体みんなSHO合成かL-Ultimateで撮影するので青色が引き立っていますが、私はブロードバンド派なので光害カットのためにL-Quad Enhanceで撮りました。
その結果緑色が中心の色になったと思います。
中心の淡いガスを出したいならL-Ultimateで撮影して合成するのがよさそうです。

3分露光の撮って出しです。
中心部はかなり明るい星雲なので撮って出しでも写っていました。
横浜の大都会からここまで写れば十分でしょう。
では。


















