冬になってかに星雲の季節がやってきました。
かに星雲はメシエカタログの最初、M1として登録されています。
手軽に撮れる超新星残骸としても有名です。
ですがこの前ポータブル赤道儀で撮ってみたときは小さすぎて米粒みたいになってしまいました。
そこで、今回はちゃんとした赤道儀と望遠鏡で拡大して撮ってみることにしました。
結果

Date: Dec 23, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x28 (84min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 3.4461
ブロードバンドで撮影しましたが想像以上に写ってますね。
かに星雲はナローバンドで撮影されることが多い天体ですがブロードバンドでも楽しいです。
ベランダのひさしのせいで露光時間が減ってしまいましたが、もっと露光すればきれいな緑色が出せたかもしれません。
かに星雲といえばハッブル宇宙望遠鏡の画像が有名ですね。
さすがにあそこまでの解像度は出せませんが、それでも自宅から撮影して楽しめます。
超新星残骸をたくさん撮っていくのも面白そうです。

3分露光の撮って出しです。
ナローバンドフィルターではないにもかかわらず、撮って出しですでに写っていますね。
超新星残骸ではかなり明るい部類だと思います。
長焦点の望遠鏡があれば撮影してみてはどうでしょうか。
では。












