エリダヌス座

魔女の横顔星雲(IC2118)を光害まみれの横浜から撮ってみた

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オリオン座のリゲルが夜空で明るく輝いていますね。

魔女の横顔星雲はそのリゲルのすぐ西にある星雲ですが、とにかく暗いことで有名です。

暗い場所から撮ってもなかなか写らないらしく、長時間露光が必要だと言われています。

そこで今回、光害まみれの横浜市内から魔女の横顔星雲が写るのか検証してみました。

結果

Date: Dec 24, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: WO Redcat51 (FL 250mm, f4.9)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x58 (116min)
Processing: PixInsight, NXT, Topaz Photo AI Denoize
FWHM: 2.2337

全く写らないかと思っていましたが予想以上に写りました。

ベランダのひさしのせいで露光時間が大幅に減ってしまいましたが、それでもNXTとTopazのおかげでノイズを減らすことができました。

もっと露光時間をかければさらにきれいな作品になると思います。

感覚的にはこの前撮ったアゲハチョウ星雲より明るいと思います。

もっとも、アゲハチョウ星雲のときは月が出ていてf値も暗い鏡筒だったので単純な比較にはなりませんが。

新宿区クラスの光害地からは無理かもしれませんが、SQM 18.60 くらいの都会であれば問題なく写りそうです。

それでも明るい反射星雲は写りましたが、背景の赤いHαは全く写っていません。

L-Ultimateで別撮りして合成する必要がありそうです。

2分露光の撮って出しです。

星以外何も写っていません。

とはいえアゲハチョウ星雲のときもこんな感じでした。

淡い星雲だと撮って出しで何も写っていないことがしばしばありますが、スタックすれば出てくるので心配する必要はありません。

次は都会から淡い分子雲に挑戦したいです。

では。

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