すっかり秋になりましたね。
乗鞍遠征が台風10号のせいで中止になってから星を撮る機会がありません。
久しぶりに晴れたのでなにか撮ろうと思ったのですが南の秋の星座は寂しいですね。
そこで銀河団を撮ってみることにしました。
本来は横浜から口径76mmの屈折望遠鏡で撮るものではありませんが、どんな結果になったのか見てみましょう。
Contents
結果

Date: September 6, 7 in 2024
Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Camera: ASI294MC Pro (Gain 120, 0℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SV165, ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x156 (468min)
Processing: PixInsight, NXT, Drizzle 2x, Dynamic Crop
8時間近く露光しましたがまだノイズがひどいですね。
光害地だとどうしようもありません。
中心でお団子みたいになっているのはNGC545とNGC547で、大体12.2等級です。
およそ2億光年先に位置しています。
アノテーションした画像も見てみましょう。

赤いのがNGCとICカタログで、青いのがPGCカタログです。
この画像の中には無数の銀河が写っていることがわかります。
暗い銀河では18等級のものもあり、更に露光をかければさらなるディテールも出てきそうですね。
ちなみにさっきの画像はクロップしたもので、クロップ前のはこちらです。


Drizzleの効果でなんとか見れるようにしたのがバレバレですね笑
クロップなしでは中心の銀河すら豆粒です。
いずれは家にあるR200SSで銀河団を撮ってみたいですが、星像がひしゃげているのでまだ道のりは長そうです。
課題が山のようにあります。
再処理してみた (2025/1/28)

背景が黒すぎて不自然だったので再処理してみました。
銀河の形がより綺麗に出た気がします。
では。


















