日が沈んだ後、エリダヌス座が南の空に大きく広がっています。
南半球に行けば頭上に高くエリダヌス座が流れているのが見れるらしいです。
エリダヌス座の川の終着点には一等星アケルナルがいますが、日本のほとんどの地点からは見ることができません。
そんなエリダヌス座には数多くの銀河群がいます。
この前紹介したNGC1407銀河群に続き、今日はNGC1332銀河群です。
結果

Date: Jan 1 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, 0℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x20 (60min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 3.7916
撮影を始めたタイミングが遅くて露光不足になりました。
それでも複数の銀河が写っていることが確認できます。
左側の明るくて細長い銀河がNGC1332です。
地球からの距離はおよそ7000万光年。
この前のNGC1407銀河群と同じような距離にいますね。
NGC1332の他にも NGC1331, NGC1325, NGC1325A, NGC1319, NGC1315 が写っています。
アノテーションしてみましょう。

NGC天体が5つ、それ以外のPGC天体がたくさん写っています。
これだけ複数のNGC天体が密集することは珍しいので面白いなと感じます。
この前のNGC1407銀河群もかなり賑やかでしたね。
遥か遠くの銀河団もいいですが、それぞれの銀河の特徴が出ている銀河群も好きです。

3分露光の撮って出しです。
日が沈んだ後すぐの低空にあったせいか、いつもより強烈な光害の影響を受けました。
低空の天体は深夜に撮るのが一番です。
ですが明るいNGC1332はすでに写っています。
エッジオン銀河(真横から見た細長い銀河)は写真写りがいいのでおすすめです。
では。