かみのけ座

かみのけ座銀河団(Abell1656)を光害地から

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かみのけ座といえばかみのけ座銀河団 (Coma Cluster) です。

かみのけ座銀河団は1000個以上の銀河を含んでいるとされる、超巨大な銀河団です。

そんな銀河団が横浜の大都会から写るのか、試してみました。

結果

Date: Jan 14 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x38 (76min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT
FWHM: 3.7616

ベランダからの撮影で、かみのけ座銀河団が地平線近くに現れひさしに隠れるまでの短時間で撮影しました。

満月に近い月も出ていて撮影条件は最悪でしたが、なんとかできるところまでは処理してみました。

暗い場所で大口径の反射望遠鏡で一晩中露光すれば凄まじい作品になることでしょう。

いつかはやってみたいです。

アノテーションしてみましょう。

これすべてNGC/IC天体です。

もはや数えるのがめんどくさいので数えるのをやめました。

もちろんPGC天体もたくさんいますが、PGC天体も含めると写真が文字で埋め尽くされたのでやめました。

一応こんな感じです。

NGC/ICとPGC天体だけでこれなので、たぶんこれ以上にたくさんの銀河がいるでしょう。

かみのけ座銀河団は地球からおよそ3億光年離れています。

おとめ座銀河団よりも結構遠いです。

楕円銀河ばっかりで見た目的に面白くないのか、撮影している人はあまり多くありません。

ですがこれくらいに銀河が密集している領域は珍しいのでなかなか面白い天体です。

撮ったことがない人は一度撮ってみてください。

では。

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