くじら座

くじら座の銀河団Abell147を光害地から

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冬晴れが続いているので横浜のおうちから天体写真を撮ってます。

ベランダのひさしのせいでオリオン座が上がってくるまでの間は撮るものがないので銀河団を撮ることにしました。

今日はくじら座のAbell147です。

結果

Date: Dec 14,15, 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x98 (196min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT
FWHM: 3.3344

銀河団にしては銀河がまばらでしょぼいですね。

秋に撮ったAbell194のような迫力のある写真を期待していたのですが残念です。笑

そもそもこの銀河団にはNGC天体がひとつも含まれていないうえにネットで調べても情報が全く出てきません。

たまたま情報を見つけてくじら座にあるということで撮影したのですが、どこか寂しい銀河団ですね。

どのくらいの距離にいるのか調べても出てきませんでしたが、Go Astronomy によると地球からの距離はクラス3に分類されるらしいです。

およそ十億光年のレベルみたいですね。

この前撮影したAbell754よりもさらに遠そうです。

アノテーションしてみましょう。

思ったよりもPGC天体が少なく寂しいです。

ですが確かに多くの系外銀河が写っていることが分かります。

より高解像度の望遠鏡を使えば銀河団のさらに細かな構造がわかるのかもしれませんが、日本のシーイングを考えると無理な気がします。

冬はシーイングが悪いので76mm屈折望遠鏡でのお気楽撮影も悪くないかもしれません。

写ればよしとしましょう。

では。

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