トラブルシューティング

天体用冷却CMOSカメラに黒いシミが出現したときの対処法

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ある日、ASI294MC Proを使ってフラットを撮影しているとこんな黒いシミが出現しました。

ライト画像にはない謎のシミが出現していたのです。

これでフラット画像を作り画像処理してみたところ黒いシミの部分だけ黒くなりせっかくの写真が台無しになってしまいました。

どうすればいいのか考えて原因と対処法を突き止めたので書いてみます。

結露のせいだった

結論から言うと、カメラ内の結露が原因だと思われます。

冷却なしで写真を撮ると出現しないシミが0℃まで冷却するとシミが現れたこと、湿度が高い日にのみ現れたことから結露が原因と言っていいでしょう。

そこでチャンバー内の乾燥剤を電子レンジでチンしてみましたが、あまり効果はありませんでした。

ゆっくり冷やすようにしても効果はなく、、

どうにか黒いシミが消えないかといろいろ試してみましたが、どうやら温度を一旦下げて少し上げてからまた下げると効果がありました。

たとえば0℃まで冷却する際、一旦0℃まで冷却します。

ここでできた結露を5℃まで上げることにより消えさせることができました。

そのまままた0℃まで冷やしたところ黒いシミが綺麗サッパリなくなっていました。

こんな感じです。

夏の高温多湿な時期に結露が現れたとき試してみてはいかがでしょうか。

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