くじら座

くじら座の銀河団Abell87とNGC217を光害地から

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くじら座といえばM77が有名ですが、その他にも面白い系外銀河がたくさんあります。

ということで今日は銀河団Abell87と系外銀河NGC217を紹介します。

結果

Date: Dec 24 in 2024
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x21 (63min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, NXT
FWHM: 4.6721

一番下側にあるエッジオン銀河がNGC217, 上側にある銀河団がAbell87です。

NGC217の地球からの距離はおよそ1.7億光年と見積もられています。

単体の銀河としてはかなりの遠さですね。

また、Abell87は Go Astronomy によると距離のクラスが5なので、相当遠い銀河団であることが分かります。

20億光年以上離れている可能性があります。

この前撮ったAbell754ですら距離のクラスが3で7.6億光年程度なので、Abell87は非常に遠い銀河団であることがわかりますね。

今回は撮った季節が遅かったので1時間くらいしか露光できませんでしたが、来年の秋にはたっぷり露光してみようと思います。

アノテーションしてみましょう。

ものすごい量のPGC天体がいますね。

一番下にはNGC217がいますが、それ以外はすべてPGC天体です。

ここまで銀河が密集しているのは珍しいと思います。

次回は長時間露光してさらにきれいな作品に仕上げたいと思います。

3分露光の撮って出しです。

この時点では明るいNGC217すら目立たないですね。

やっぱり長時間露光は正義です。

では。

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