去年の11月にも二重星団を撮っていました。
ですが焦点距離が短かったこともあり迫力不足でした。
そこで今回は焦点距離を2倍以上に伸ばし、迫力のある二重星団を撮ることを目標にしました。
どんな感じになったのでしょうか?
結果

Date: Jan 18 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x20 (60min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 2.8284
今回はかなり綺麗に描写できたと思います。
FWHMが2.8と、気流も安定していてかなりいい条件でした。
光害まみれの横浜市のベランダから撮ったのですが、散開星団だとほぼ光害関係なしに撮影できるので楽です。
もちろん、星のハロの出かたは暗い場所から撮るほうが断然綺麗ですが。
左の散開星団がNGC884です。
地球からの距離は7500光年ほどと言われています。
周囲を取り囲むオレンジ色の星々は脈動変光星で、変光星の番号がついています。
違う時期に撮ると変光星の明るさが違ってくるかもしれません。
右の散開星団がNGC869です。
こちらも地球からの距離が7500光年ほどと見積もられています。
NGC869とNGC884は見た目的に近いだけでなく、空間的にも近くて重力を受け合っているみたいです。
両方とも同じような年齢(1400万年ほど)で、比較的若い散開星団だとされています。
散開星団も奥が深いです。
北の二重星団はこのNGC869とNGC884で、南の二重星団はM46とM47なんて言われたりします。
私は両方とも好きです。
では。



















