最近はかみのけ座のメシエ天体を撮っています。
この前撮ったM100は渦巻きがきれいな銀河でした。
今日はM100と同じかみのけ座の渦巻銀河、M99とNGC4298とNGC4302を紹介します。
結果

Date: Jan 29 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x24 (120min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 3.7764
右端にいる渦巻銀河がM99です。
きれいな渦巻きですね。
一本だけ腕が外側に向かって伸びてますが、なにか理由はあるのでしょうか。
一説によると、過去に他の銀河と重力相互作用を起こして腕が曲げられたのではないかと言われているみたいです。
あと、この写真からでも複数の星形成領域 (star forming region) が見えますね。
M99は星形成が活発な銀河として知られています。
超新星も今までに複数見つかっていて、なかなかおもしろい銀河です。
その左にいる2つの銀河がNGC4298とNGC4302です。
右側の楕円形の渦巻銀河がNGC4298で、その左側にいる細長い銀河にはNGC4302という名前がついています。
見かけ上は近い距離にいますが、地球からの距離がNGC4298が5000万光年ほどなのに対してNGC4302は8000万光年ほどです。
潮汐尾もないので相互作用はしていなさそうです。
解像度不足ですが、NGC4302は中央を走る暗黒帯が見えて綺麗ですね。
おとめ座銀河団の領域は面白い銀河がたくさんあるのでいいですね。
アノテーションしてみましょう。

多数の銀河が写っていますね。
NGC/IC天体は4つ写っていて、NGC4262, NGC4298, NGC4302, IC781 の4つです。
おとめ座銀河団は面白い天体が多いのでどんどん撮っていこうと思います。
では。



















