この前野辺山に3泊4日で天体観測に行ってきました。
10種類以上の天体を撮影したのですが、画像処理が間に合わずブログの更新がついていけていません。
というわけで、今回は野辺山で撮影したかんむり座銀河団(Abell2065)を紹介します。
結果

Date: Mar 1 in 2025
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: ZWO IR cut filter
Exposure: 5min x12 (60min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
遠征してまで銀河団を撮る人はなかなかいないのでしょうが、今回は1時間だけでも銀河団を撮ってみることにしました。
結果として、予想以上に綺麗な銀河団の姿を捉えることができました。
Abell2065はおよそ10億光年先に位置し、400個ほどの銀河を含んでいるものと考えられています。
この写真だけでも何個の銀河が写っているのでしょうか。
数えるだけで時間が過ぎ去っていきそうです。
一番明るい銀河でも16等級ほどであり、かなり淡い銀河団として知られています。
かんむり座銀河団は家のベランダからは撮影できない角度にあるため、今回の旅行で撮影するにふさわしいと思い撮影しました。
銀河団を撮影するのも楽しいですね。
かんむり座といえばかんむり座T星が有名ですが、今年中に大きな増光を起こす可能性も十分に考えられます。
今後も目が離せない天体です。
撮影中は野辺山の星空を眺めていましたが、かんむり座の星々がはっきりと見えました。
城ヶ島と野辺山の夜空では大きな差がありますね。
興味がある人は一度野辺山で天体観測をしてみてください。
では。