すっかり春の星座の存在感が増してきました。
おとめ座とおおぐま座は中でも巨大な星座で、それぞれ全天で2番目と3番目に大きな星座です。
その間にかみのけ座やりょうけん座などがあります。
春は星雲が少なくつまんない季節だと思われるかもしれませんが、数多の系外銀河を見つけることができます。
その中でも今日はかみのけ座の銀河、黒眼銀河(M64)を紹介します。
結果

Date: Jan 31 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x26 (78min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
FWHM: 6.6643
ベランダのひさしのせいで少ししか露光できませんでした。
ですが中心の黒目のように見える部分ははっきり写ってますね。
BlurXTerminator(BXT)のおかげです。
この日は特に気流が悪く、FWHMも6.6なので過去最悪レベルでした。
5分露光ではまともに写らないということで3分露光にしました。
口径が小さな屈折望遠鏡なので影響は最小限でしたが、筒が密閉されていない反射望遠鏡だったら大変なことになっていたかもしれません。
反射望遠鏡もいいことばかりではないですね。
ですが大口径ならではの集光力には憧れます。
家に中古で譲り受けたR200SSがありますが、扱いづらくてあまり使う気になれません。
拡大してみましょう。

BXTのおかげで中心の黒目は写ってくれました。
ですがまだノイズが多く、特に銀河の外縁部がノイズまみれです。
光害地からは特に長時間露光する必要がありそうです。
撮って出しをお見せしましょう。

すでに銀河の中心が写ってますが解像度は低く、ノイズまみれです。
画像処理の力はすごいなと思わされます。
とりあえず今年の目標はメシエ天体をすべて撮ることなのでがんばっていきたいです。
では。


















