まだまだ寒い日が続きそうですが、星空はどんどん春に向かっています。
冬の星たちが見納めになる前に急いで撮影しています。
というわけで今日は新しく入ってきたR200SS望遠鏡の試し撮りも兼ねて、全天で最も明るい星シリウスを撮ってみました。
結果

Date: Feb 4 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x13 (13min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
期待を裏切らない明るさですね。
十字に走っている光は反射望遠鏡によるもので、光条と呼ばれます。
見かけの等級は-1.46等級で、どれくらい明るいかというとコンタクトレンズを外しても見えるくらい明るいです。
冬の大三角の下側にいて、特に明るく輝いています。
都会からでも簡単に見つけられるので探してみてください。
田舎からだとおおいぬ座の形がはっきりわかります。

(星図アプリ Sky Guide より)
こんな感じです。
犬の首の位置にいることからおおいぬ座の首の星と言われたりします。
また、おおいぬ座のα星なので首星(しゅせい)と呼ばれることもあります。
英語では “Dog Star” と呼ばれることもあるみたいですね。
おおいぬ座には2等星以上の星が5つもあります。
明るい順にシリウス(α星), アダラ(ε星), ウェズン(δ星), ミルザム(β星), アルドラ(η星)です。
アダラはおよそ+1.50等級で、一等星に加えられたり加えられなかったりします。
国立天文台の基準ではアダラは加えないみたいです。
いずれにしてもおおいぬ座は明るくて綺麗な星座なので、暗い場所に行ったらぜひ一度探してみてください。
では。


















