いっかくじゅう座

いっかくじゅう座V838星を撮ってみた

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いっかくじゅう座V838星を知っていますか?

2002年に急激に明るくなった星で、当時は新星(恒星の表面で一時的な強い爆発が起こり、大きく増光する現象)だと見られていました。

しかしその後不規則に増光したり減光したりを繰り返し、今では特異変光星に分類されています。

ハッブル宇宙望遠鏡による光のこだまの画像が有名です。

そんないっかくじゅう座V838星は現在どうなっているのでしょうか?

家にある小さな望遠鏡で撮影してみました。

結果

Date: Jan 5 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x4 (20min)
Processing: PixInsight, NXT

星図アプリでも出てこなかったので赤経赤緯を入力して導入しました。

どこにいるかわかりますか?

中心にいる芥子粒みたいな赤い星がいっかくじゅう座V838星です。

拡大してみましょう。

この中心の赤い星がいっかくじゅう座V838星です。

小さすぎて写らないのではないかと心配でしたが、かろうじて写っていることを確認できてよかったです。

地球からの距離はおよそ2万光年と言われているので、ひとつの星としてはかなり遠い部類です。

2万年前に放たれた光が今やってきてると考えたら神秘的な感じがしますね。

では。

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