おとめ座

クエーサー 3C 273 を撮ってみた

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みなさんはクエーサー(Quasar)を知っていますか?

一見するとただの星に見える天体ですが、実はものすごく遠くの距離で輝いている天体なんです。

今回紹介する 3C 273 は25億光年ほどの遥か遠くの距離にあるのにもかかわらず、見かけの等級が13等級ほどという化け物みたいな天体です。

どんな写りをするのか気になったので家にある望遠鏡で撮影してみました。

結果

Date: Feb 7 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x15 (30min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

どこにいるかわかりますか?

正解はここです:

この青白い点が 3C 273 です。

一見するとただの星にしか見えないですが、実際の距離は20億光年以上です。

ここに写っている星々はせいぜい数千光年ほどの距離にいるのに比べると、とてつもなく遠くにいるのがわかりますね。

今まで撮ってきた銀河だと3億光年先で13等級とかが普通だったので、それらの銀河よりもさらに明るい天体だろうと予測されます。

銀河よりも明るく、コンパクトな天体なんでしょう。

未だにクエーサーの正体は謎に包まれています。

アマチュア機材で25億光年先の光を捉えられるなんて夢がありますね。

天体写真がますます好きになりました。

では。

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