星景写真

野辺山で天の川の星景写真を撮ってみた

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2/27-3/2の3泊4日で野辺山に天体観測に行ってました。

撮った写真が多すぎて処理が追いついていません。

今回は野辺山で星景写真や天の川の写真がどんな感じに撮れるのか、私が撮った写真を使って紹介したいと思います。

なお使用機材は Nikon Z6II と NIKKOR Z 20mm f/1.8 S で、絞りはf1.8, 露光時間は10秒、ISOは3200で固定です。

冬の天の川

2月末でも22時くらいなら冬の天の川が見えます。

左のほうにいる青いつぶつぶはすばる(プレアデス星団)で、冬の夜空の中で一際輝いて見える天体です。

この写真の中にカシオペヤ座とペルセウス座が写ってます。

探してみてください。

下の方の大きな望遠鏡は私の兄の望遠鏡です。

野辺山に行ったときはこれで銀河を撮影していました。

これは民宿の階段から夜空を見上げた写真です。

階段の先に見える五角形はぎょしゃ座です。

五角形の右下の明るくて白い星はカペラで、一等星です。

名前だけでも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ぎょしゃ座は特に明るくて目立つ星座なので一度見てみてください。

左のほうにいる砂時計のような星座がオリオン座です。

砂時計の右上のオレンジ色の星はベテルギウスで、左下がリゲルです。

両方とも一等星です。

砂時計の中央を走る三つ星は左上からアルニタク、アルニラム、ミンタカです。

そのさらに左下にも小三つ星がありますね。

ピンク色に光っているのはオリオン大星雲です。

写真の中心の明るい白い星は木星で、その下のオレンジ色の星はアルデバランです。

アルデバランはおうし座の星です。

そして木にかぶさるようにすばるがいます。

あと、写真左上から淡い冬の天の川が走っているのがわかりますか?

冬の天の川は薄いですが、野辺山クラスの夜空だと肉眼でも見えます。

夏の天の川

天の川というと七夕を想像する人が多いみたいです。

ですが、実際には夏の天の川は5月くらいがピークだと言えるでしょう。

写真右側に明るい星の集まりがあります。

これはさそり座で、オレンジ色の明るい星はアンタレスです。

さそり座の見頃は5月前後です。

ですが3月でも明け方には見ることができます。

この写真では地平線に埋もれてしまっていますが、さそり座の左下にいて座もいます。

南斗六星も地平線に埋もれてますね。

いて座が見れるのはまだ先みたいです。

左のほうにいる明るい星はアルタイルです。

この写真のさらに左のほうには夏の大三角があるはずです。

天の川の中にピンク色のポツポツが見えますが、それらはすべて星雲です。

星間ガスが高いエネルギーを受けて光っているものです。

50mmくらいのレンズを使って撮影すると、星雲の姿がさらにはっきりしてくるでしょう。

山の中なので、どうしても地平線付近は視界が遮られてしまいがちです。

夏の天の川目当てで撮りたいなら、南が海に面している海沿いで撮影するといいと思います。

海沿いであれば、3月頃であれば地平線すれすれにケンタウルス座の上半身を見ることもできるでしょう。

探してみてください。

夏の天の川も肉眼ではっきり見ることができました。

野辺山は十分天の川を楽しむことができる場所です。

機会があったら天体観測をしに行ってみてください。

では。

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