あっという間に冬になり、はくちょう座も0時前に沈んでしまいます。
そんな中三日月星雲(NGC6888)を撮ってみました。
というのも、私の家のベランダはひさしが邪魔ではくちょう座が北側からでしか撮れないからです。
はくちょう座が高く上がる夏の季節ではなく、沈みかけの秋から冬にかけて撮るしかありません。
というわけで結果をお見せしましょう。
結果

Date: December 3, 2024
Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Camera: ASI294MC Pro
Telescope: WO Redcat51 (FL 250mm, f4.9)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: None
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x154 (154min)
Gain: 120
Temperature: 0℃
Processing: PixInsight, BXT, NXT, Lightroom, crop
ASI294MC Pro の調子が悪いのでいつも通りクロップしてます。
赤い星雲を撮るなら L-eXtreme がいいかなと思っていたのですが、ナローバンドだと恒星の色が死んでしまうので嫌になりました。
このハート星雲は L-eXtreme で撮ったものですが、星の色が死んで輝きを失っていますね。
星雲部分も色の深みに欠けます。
そこで今回の三日月星雲はブロードバンドで撮影したのですが、赤い星雲をしっかり出しつつ星の輝きも表現することができました。
しばらくは L-eXtreme を使わないで撮影していこうと思います。
ですが星雲の色が少しオレンジ色に寄っている気がします。
SPCCをちゃんとしているのになぜでしょうか…

これはアノテーションした画像です。
三日月星雲以外にも赤い星雲がたくさん広がっていて面白い領域です。
R画像
RGBのGチャンネル(緑)が荒れたのでクロップする羽目になってしまいました。
Rチャンネルだけ抜き出した広域画像があります。

撮影条件は上と同じです。
はくちょう座の繊細なガスの流れがわかって、モノクロでも十分見応えがありますね。
モノクロ画像のためアノテーションできませんでしたが、上半分には LBN239, LBN236, LBN227, LBN216などが写っています。
いつかRGBで撮り直したいですね。
撮って出し

左下にかすかに三日月星雲が写ってますね。
強調するとこんな感じになります。

すでに三日月星雲が写っていますが、周辺の赤い星雲は何一つ写っていません。
スタックの威力はすごいですね。
では。



















