冬になり澄んだ夜空の季節がやってきました。
横浜市に住む私にとって冬はフィーバーですが、光害に苦しめられることにもなります。
そこで散開星団を撮りまくることにしました。
今日はNGC2353を紹介します。
結果

Date: Dec 25, 2024
Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: WO Redcat51 (FL 250mm, f4.9)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x69 (138min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT, Lightroom
FWHM: 2.4497
中心右上の青白い散開星団がNGC2353で、中心から下に走っている赤い星雲がLBN1036です。
ここらへんの領域にはHαが広がっていて、L-Ultimateで撮影するときれいに描写できそうです。
とはいえ、私はL-Ultimateを持っていないので L-Quad Enhance だけでがんばりました。
赤色を特に強調したせいでオレンジ色の星が赤色に傾いてしまっていますね。
ですがこれも表現のうちと捉えれば悪くはないかもしれません。
少なくとも私は好きです。
写真の上端の真ん中らへんに小さくて赤い星雲が写り込んでいますが、これはSh2-294です。
ブロードバンドで撮影すると星々の光が自然に出ていいですね。
今年の夏にL-eXtremeだけで撮影したハート星雲は星の色が死んでしまっていました。
ナローバンドだけだと色が単調になるので私は好きじゃないです。
星の色を別で撮って合成するならすごくいいと思います。

2分露光の撮って出しです。
明るいNGC2353はこの時点で写っていますが、LBN1036は写っていませんね。
Sh2-294も極めてかすかに写っている程度です。
Hα中心で描写したいならL-Ultimateフィルターを使うか、モノクロカメラでHαだけ撮って合成するのがよさそうです。
ですがそこまでしなくてもある程度までは写ることがわかりました。
いっかくじゅう座はきれいな散開星団が多いのでこれからも撮っていきたいです。
では。



















