今はおとめ座が見頃です。
おとめ座というと十二星座のイメージが強いですが、夜空にもちゃんとおとめ座があります。
おとめ座の一等星、スピカは都会からでも見えるので一度見てみてください。
というわけで、今日はおとめ座のNGC5746銀河とNGC5740銀河を横浜市から撮ったので紹介します。
結果

Date: Mar 22 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x54 (108min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
中央右上の細長い銀河がNGC5746, 右下の小さくて丸い銀河がNGC5740です。
NGC5746は地球から約1億光年離れています。
単体の銀河でこれほどまで遠い距離にいるのは意外です。
暗黒帯が走っているエッジオン銀河(細長い見た目をしている銀河)です。
一応渦巻銀河に分類されるらしいです。
左の明るい星はおとめ座109番星で、およそ+3.7等級です。
4等星でここまでここまで明るく写るのは意外です。
横浜市なので肉眼では全く見えませんが、反射望遠鏡は集光力がすごいのでかなり明るく写ります。
あと、低空は花粉でやられてましたがシーイングは結構よかったです。
春は透明度が悪いけどシーイングはいい、というのは本当なのかもしれません。
まさしく銀河向きの季節ですね。
2月に銀河を撮ったときは透明度はよかったのですがシーイングが最悪で、像がぶれてボケボケになってました。
今回はそんなことはなかったのでよかったです。
春は星雲が少ないですが銀河を楽しんでみてはいかがでしょうか。
では。