おおぐま座には数多の銀河が眠っています。
中でもM81,M82やM101が有名でしょう。
M109もおおぐま座の銀河ですが、どうやらメシエの記録が曖昧だったせいで2つの候補があるみたいです。
NGC3992とNGC3953の2つですが、多くの星図ではNGC3992がM109として載っています。
というわけで、今回はNGC3992をM109として撮影してみました。
結果

Date: Apr 16 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x20 (100min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
左下の渦巻銀河がM109, 右上の明るい星がおおいぬ座γ星のフェクダ (Phecda) です。
フェクダは2等星なので非常に明るいです。
北斗七星のひしゃくにあたる部分の星ですね。
M109も+9.8等級ほどなので明るいほうです。
NGC3953は+10.8等級ほどなのでNGC3992のほうが明るいです。
地球からの距離は5500万光年ほどで、まあまあ遠くに位置しています。
メシエ天体も奥が深くていいですね。
では。