メシエ天体には不思議なものがいくつかあります。
極端に几帳面だったメシエが番号をきりのいいものにするものにために、必要ない天体を複数ねじ込んだらしいです。
ですがメシエ天体コンプリートには欠かせません。
というわけで今日はおおぐま座のM40を紹介します。
結果

Date: Apr 16 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x8 (8min)
Processing: PixInsight, NXT
中心にある二重星らしきものがM40です。
非常に地味ですね。
見かけの大きさも小さく、特に明るいわけでもありません。
これがなぜメシエカタログに収載されたのかは謎です。
M40を欠番とするカタログもあるくらいですが、今回はせっかくなので撮影してみました。
特に面白みがあるわけでもないですが笑
ですが、M40の周辺には小さな系外銀河がぽつぽついます。

NGC4284, NGC4290, NGC4335, NGC4358, NGC4362, NGC4364 が確認できます。
他にも数多くのPGC銀河がいますね。
今回は8分しか露光しなかったのでPGC銀河はほとんど写っていませんが、いつかは長時間露光して周りの銀河も一緒に写してみたいです。
では。