天体写真を趣味にしていると避けて通れないのが大量のデータ管理です。
冷却CMOSカメラでFITS形式の画像を撮っていると、1晩で10GB以上のデータ量になることも珍しくありません。
そこで今回、大切なデータを保存するためにTranscendの軽量SSDを買うことをおすすめします。
この記事ではTranscendの軽量SSDを買うべき理由、使用感、デメリットなどすべてを解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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Contents
HDDとSSDの違い。大事なデータを守れるのはどっち?
外付けストレージとして長らく主流だったのはHDD(Hard Disk Drive)ですが、天体写真においてはSSD(Solid State Drive)を選ぶのが断然おすすめです。
理由はHDDは衝撃や振動、そして結露などの湿気に弱く、落としたり濡らしたりするだけで大事なデータが吹き飛ぶリスクがあるからです。
特に冬の屋外撮影や、夜露の影響を受けやすい現場ではHDDは慎重に扱っていても故障のリスクがあります。
一方SSDは可動部のない構造のため、衝撃に強く温度変化や湿度にも比較的安定して動作します。
天体写真のように過酷な環境下での使用が前提となる用途には、SSDの方が圧倒的に信頼性が高いと言えるでしょう。
わずか11g!超軽量で持ち運びが苦にならない
私が天体写真用ストレージとして愛用しているのが、Transcend(トランセンド)の軽量SSDです。

ふたを外すと2つの端子が現れます。

このSSDはなんと重さわずか約11gという超軽量モデルです。
サイズも非常に小さく、USBメモリ程度の大きさです。
1TBとしては非常に軽いですね。
カメラバッグのポケットにスッと入るので、遠征時の荷物をできるだけ減らしたい私にとって理想的なアイテムでした。
軽量ゆえに常に持ち歩いても負担がなく、収納ケースに入れっぱなしでも邪魔にならないのが魅力です。
ASIairに挿しっぱなしでもOK!省スペースで快適
このSSDのもうひとつの強みは、ASIairとの相性の良さです。
ZWOのASIairシリーズをお使いの方は多いと思いますが、このSSDは本体が非常に小さいため、ASIairのUSBポートにそのまま挿しっぱなしにしても邪魔になりません。
重量もほとんどないため望遠鏡や赤道儀に悪影響を与えることなく、撮影中にぶつかったり落下したりするリスクもないです。
実際私はこのSSDをASIairに接続したまま数晩連続で撮影していますが、一度も問題が起きたことはありません。
USB Type-AとType-Cの両対応!Macとの相性もばっちり
このSSDはUSB Type-AとType-Cの両方に対応しているため、さまざまなデバイスで使いまわすことができます。
特に、私のようにMacBook ProのようなType-CポートしかないMacを使っている方には非常におすすめです。
アダプターを用意する必要もなく、Type-Cケーブルでそのまま直結して高速転送が可能です。
Windows PCや古いノートPCでもType-Aケーブルを使えば問題なく接続できるので、複数デバイスを使い分ける人にも最適なSSDだと感じています。
USB3.0対応で高速転送!1GBのデータも10秒以内に完了
このTranscendのSSDはUSB3.0に対応しており、転送速度も非常に優秀です。
実際に1.3GBのFITSデータをMacBookに転送してみたところ、3秒もかからずにコピーが完了しました。
HDDを使っていた頃は待ち時間が長くイライラすることも多かったのですが、このSSDにしてからは作業のストレスがぐっと減りました。
数百枚のFITSファイルを扱う天体写真では、転送速度の違いが作業効率に直結します。
快適にデータ処理を進めたい方には、この圧倒的なスピードは大きな魅力です。
読み込み時に音がしないのもうれしいポイント
SSDならではの利点として、動作音が一切しないことも挙げられます。
HDDのような「カリカリ音」や「ブーン」という振動音がなく、夜間に静かに作業したいときにぴったりです。
深夜の撮影後にデータを整理するときや自宅でじっくり画像処理をしているとき、静かだと想像以上に快適です。
動作しているのを忘れるほどの静かさは、このSSDの隠れた魅力です。
PCに読み込むとかなり熱くなるが問題なし
ひとつ注意点として挙げるなら、大容量のデータを読み書きするとSSD本体がかなり熱くなることです。
特にFITS画像をまとめて移動させると、手で触れたときに熱さを感じることがあります。
ただし、これまでに熱による動作不良や転送エラーが起きたことは一度もありません。
この程度の発熱は設計上の範囲内であり、通常使用では心配ないレベルだと思っています。
心配な方は風通しの良い場所で作業するか、少し休ませてから使えば問題ありません。
キャップを無くしやすいので注意
もうひとつ気をつけたいのが、付属のキャップを無くしやすいことです。
端子部分を保護するためのキャップがついているのですが、非常に小さいので持ち運んでいるうちにどこかへいってしまう可能性があります。
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キャップがなくても動作には支障ありませんが、端子をホコリや水分から守るためにも保管場所を決めておくと安心です。
特に大事なデータはクラウドにも保存しておくとさらに安心
どんなに信頼性の高いSSDでも、物理的な破損や紛失のリスクがゼロになることはありません。
間違ってフォーマットしたら終わりですからね。
そのため、特に大事なデータや現像が終わった作品画像などはクラウドにバックアップしておくのがおすすめです。
GoogleやiCloudなどのオンラインストレージを活用すれば、自宅PCやSSDが故障してもデータを復元できる安心感があります。
私は選別済みの画像やスタックが終わったFITSデータだけでもクラウドに保存しておくようにしています。
天体写真との相性が抜群のSSD。1つあると安心
ここまで話してきたように、Transcendの軽量SSDは天体写真用ストレージとして非常に優秀です。
- わずか11gで超軽量、ポケットに入れて持ち歩ける
- ASIairに挿しっぱなしで使える快適さ
- USB Type-AとType-Cの両方に対応で、Macユーザーにも最適
- USB3.0対応で高速転送、1GBでも数秒
- 動作音がなく静かに使える
- 熱は出るが実用上の問題はなし
- キャップは無くしやすいが保管を工夫すればOK
- 重要データはクラウドに保存すればさらに安心
これから天体写真のストレージを見直したい方、または持ち運びに便利な軽量SSDを探している方にはこのTranscendのSSDを心からおすすめします。
コストパフォーマンスにも優れ、「撮影から保存・処理までをストレスなく行いたい」そんな方にぴったりのアイテムです。
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