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Kenko 800mm F8 DX で星は撮れるの? <実写レビュー>

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オールドレンズの沼にはまっています。

ミラーレンズで大口径のものはないかなーと思って探していたら、Kenko 800mm F8 DX を見つけました。

手持ちの ASI294MC Pro と組み合わせていい写真は撮れないかなーと思っていたら、そう甘くはありませんでした。

なお、中古レンズの特性上レンズには個体差があります。

このレビューがすべてのレンズに当てはまるわけではないことをご理解ください。

天体写真には使えない

Kenko 800mm F8 DX に ASI294MC Pro をつけて撮ったM78の撮って出しです。

星に穴が空いてしまっていますね。

星が最も小さくなる瞬間を狙ってもこんな感じなので、このレンズでまともに天体写真を撮ることは不可能だと感じました。

BlurXterminator を使って補正できないかなと思いましたが、そもそも星の位置合わせでエラーが出てしまうので前処理もできません。

このレベルでは話にならないという感じです。

また、レンズが傾くにつれて星像も変わりピント位置が若干ずれます。

そもそも星が合焦しないうえに少しのずれでピントが変わるのでは天体写真は不可能でしょう。

今回のこのレンズは外れだったという印象です。

ですがネットを見る限りガリレオ衛星が映ったという方もいるみたいなので、私の持っているレンズが特に不良品だったのかもしれません。

しかしリスクを冒してまで買うほどの価値はないかもしれません。

私はたまたま 15,000円くらいで買えたのですが、ヤフオクなどのフリマサイトを見ていると3万円以上での出品も見られます。

そのお金があるのであれば別の機材に投資したほうが遥かにいいと言えますね。

普段の写真には使える

天体写真には使えませんでしたが、普段の写真には使えました。

Nikon Z6II, Kenko 800mm F8 DX

ネットの評価を見ると酷評でしたが、ミラーレンズである以上リングボケや解像感の低さは避けられないでしょう。

この画質を逆に味ととらえれば、なかなか面白いレンズだなと思いました。

MFで手ぶれ補正もありませんが、慣れれば手持ち撮影でも撮れます。

有効口径も100mmで、800mmでf8なら明るいほうです。

曲者レンズですが使い所によってはその個性が活きそうです。

では。

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