もう季節は夏ですね。
今は梅雨の途中ですが、高気圧がやってきているおかげで晴れています。
ですがまた梅雨前線がやってくるらしいです。
というわけで夏の天の川の中にあるM11(野鴨星団)を撮影したので紹介します。
結果

Date: Jun 18 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, 0°C)
Telescope: Vixen R200SS, Extender 1.87x (FL 1500mm, f7.5)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x4 (20min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
M11はかなり小さい散開星団で、視直径はおよそ11分角ほどしかありません。
なので拡大して撮影しないと細部まで写りません。
今回は名古屋の天文ショップ、スコーピオで手に入れた中古の旧型エクステンダーで焦点距離を1.87倍にしています。
フルサイズ換算で4000mmに到達するようなものすごく長い焦点距離ですが、それでもまだフレームに余裕がありますね。
星の密集具合がとても綺麗で見ごたえのある散開星団だと思います。
エクステンダーのせいでf値が大きくなったぶん、1枚当たりの露光時間を増やして撮影しました。
星団だけを拡大してみましょう。

星が密集している様子がわかります。
この星団を撮影したときにはカメラの角度が10°くらい斜めになっていました。
次からは気をつけたいと思います。
夏のメシエ天体は南向きのものが多くてうれしいですね。
ベランダから撮影しまくれます。
問題はヘルクレス座やこと座、はくちょう座ですね…
がんばって撮影します。
では。