カシオペヤ座にはきれいな散開星団がたくさんあります。
今日はNGC457とNGC436を紹介します。
結果

Date: Jan 16 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU + 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x12 (36min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 3.2252
左下の散開星団がNGC457です。
英語圏では別名 “Owl Cluster” (ふくろう星団), “Dragonfly Cluster” (とんぼ星団), “E.T. Cluster” (E.T.星団) など色々な愛称がついています。
Owl Cluster が一番メジャーみたいですね。
明るい星の並びが印象的です。
地球からはおよそ8000光年ほど離れているらしいです。
一番明るい星はカシオペヤ座φ星で、およそ5等級です。
(φはギリシャ文字でファイと読みます)
ですがカシオペヤ座φ星はおよそ15000光年離れているらしく、かなり遠いことがわかります。
カシオペヤ座φ星はカシオペヤ座φ星Aとカシオペヤ座φ星Cに分けられ、両方とも太陽の数十倍の質量を持つとても重い星らしいです。
質量が大きければ当然明るさ(発するエネルギー)も大きくなります。
なので遠くの距離でも5等級に見えるという感じです。
ただ、最近の研究だとカシオペヤ座φ星は2300光年ほどの距離にあるとするものもあり、未だ不確定要素が多いです。
いずれにしてもカシオペヤ座φ星は印象的な星ですね。
右上の小さな散開星団はNGC436です。
コンパクトにまとまってますね。
たまたま同じ画角に入るので入れてみました。
散開星団も奥が深いです。
では。


















