ポータブル電源

容量700Wh台(768Wh)のポータブル電源4機種を徹底比較!(EcoFlow/Dabbsson/BLUETTI/Anker)

記事内に商品PRを含む場合があります

キャンプや車中泊、防災用として「中くらいのクラスのポータブル電源」を探している方に人気なのが容量768Whのモデルです。

小さすぎず大きすぎないこの容量はノートPCやスマホ充電はもちろん、小型家電や照明、小型冷蔵庫などの動作にも対応できるのでまさに万能サイズと言えるでしょう。

今回は話題の4機種

  • EcoFlow RIVER 2 Pro (エコフロー リバー 2 プロ)
  • Dabbsson 600L (ダブソン 600L)
  • BLUETTI AC70 / BLUETTI AORA 80 (ブルーティ アオラ 80)
  • Anker Solix C800 (アンカー ソリックス C800)

を徹底比較します。

いずれも容量は同じで768Whです。

この記事では「どんな人にどのモデルが向いているのか?」をわかりやすくまとめました。

ポータブル電源を探している人にピッタリの内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

4機種スペック比較表

まずは全機種のスペックを比較したいですよね。

そこで表にしてみました。

スクロールできる表です↓

機種🥇EcoFlow RIVER 2 Pro
(1位)
🥈Dabbsson 600L
(2位)
🥉BLUETTI AC70 / AORA 80
(3位)
Anker Solix C800
(4位)
容量768Wh768Wh768Wh768Wh
バッテリーLFP半固体LFPLFPLFP
定格出力/サージ800W/1600W600W/1200W1000W/2000W1200W/1600W
ACでの充電時間約70分約96分45分で80%充電約58分 (急速充電モード)
ソーラー入力最大220W最大200W最大500W最大300W
出力ポートAC ×4,
USB-A ×3,
USB-C ×1,
シガーソケット ×1,
DC5521 ×1
(合計11ポート)
AC ×2,
USB-A ×2,
USB-C ×2,
シガーソケット ×1,
DC5521 ×1
(合計8ポート)
AC ×2,
USB-A ×2,
USB-C ×2,
シガーソケット ×1
(合計7ポート)
AC ×5,
USB-A ×2,
USB-C ×2,
シガーソケット ×1
(合計10ポート)
重量約8.2kg約8kg約10.2kg約10kg
サイズ270mm ×
260mm ×
226mm
188.5mm ×
326.5mm ×
215.5mm
314mm × 209.5mm × 255.8mm371mm ×
205mm ×
250mm
バッテリー寿命(80%維持)約3000回約4000回約3000回約3000回
取っ手後ろに1つ後ろに1つ後ろに1つ左右で2つ
特徴軽くて持ち運びやすい。ポート数も多く万能型半固体LFP採用で寿命長め。防災に特化高出力でソーラー充電が速い。でも重くてポート数が少ない充電が早く高出力。キャンプ向き。でも高い
公式サイトでの価格(2025年9月時点)¥48,400¥44,900¥49,800¥104,900
公式サイトこちらこちらこちらこちら

これを見ると、EcoFlow RIVER 2 Pro が一番バランスが取れていて万能型であることがわかります。

迷ったら EcoFlow RIVER 2 Pro にしておけば後悔することはないでしょう。

私も天体写真のために1年以上使っていますが、真冬の野辺山や結露が激しい乗鞍でも問題なかったので安全性は全く問題ないと思います。

それではそれぞれの機種について詳しく見ていきましょう。

まずは4位から紹介します。

公式ショップから買わないとメーカー保証対象外になる場合があります。公式サイトから買うのが一番おすすめです。

第4位:Anker Solix C800

総評:性能は圧倒的だが、オーバースペック気味でバランスを欠くため4位に。

Anker Solix C800 (アンカー ソリックス C800) は、768Whクラスの中でも群を抜いた高性能モデルです。

まず注目すべきは出力性能で、定格出力が1200Wで瞬間的なピークでは1600Wに達します。

これは一般的なキャンプ用の電源や停電対策用を大きく上回る数値で、電気ケトルやIHクッキングヒーター、ドライヤーなどの高出力家電も問題なく稼働させられます。

768Whという容量からすると「そこまで出力を必要とする場面は限られるのでは?」という疑問はあるものの、とにかく強力な出力を重視したい人には安心感のあるモデルだといえるでしょう。

さらに Anker Solix C800 のもう一つの大きな魅力は充電スピードです。

Anker独自の高速充電技術により、AC入力を使った場合はわずか58分でフル充電が完了します。

これは同じクラスの他のモデルと比較しても非常に速く、「出発前に短時間で充電したい」「停電時に素早く使える状態にしたい」というニーズに非常にマッチします。

ソーラー入力も最大300Wに対応しているため、晴天時であれば屋外での運用も効率的に行えます。

出力端子が多いのもうれしいポイントです。

USB-Cポートはもちろん、USB-AやACコンセントも複数備えていて同時にスマホやノートPC、調理家電をまとめて動かすことが可能です。

ファミリーキャンプやグループでの使用など、「みんなで電気をシェアする」場面では非常に便利な構成です。

しかしながら、このような高性能さが必ずしも万人向けではないのも事実です。

  • 768Whという容量に対して出力が強すぎるため、スペックを活かし切れない場面が多い
  • 本体重量は約10kg前後とやや重く、キャンプや車中泊で頻繁に持ち運ぶには負担になる
  • 高性能ゆえに価格も高めで、コストパフォーマンスでは後続のモデルに及ばない

特に「定格1200W出力が必要かどうか」は多くのユーザーにとって微妙なラインです。

一般的なアウトドアや防災備蓄であれば600Wから800W程度で十分なことが多く、容量を考えればより軽く安価な機種の方が現実的です。

そのため「スペックは最高レベルだが、バランスと実用性では他モデルに一歩譲る」という評価になり、今回の比較では第4位という位置づけになりました。

キャンペーンが終わって価格が10万円を超えたのもマイナスポイントです。

もしAnkerのポータブル電源がほしいのであれば、後続の Anker Solix C1000 Gen 2 がおすすめです。

スペックはこんな感じです:

  • バッテリー容量:1024Wh
  • 重さ:約11.3kg
  • サイズ:約 38.4 × 20.8 × 24.4 cm
  • 定格出力1500W, 瞬間最大2300W
  • 搭載ポート:10ポート (AC ×5, USB-A ×1, USB-C ×3, シガーソケット ×1)
  • 最短充電時間:約54分

こんな感じで、完全に今までのモデルの上位互換になっています。

重さやサイズが Solix C800 とほぼ同じで、価格もそこまで高くないのでこっちのほうが断然おすすめです。

色も2色(白と黒)から選べるのでおすすめです。

詳しくは公式ページを見てみてください↓

もしくはこちら↓

第3位:BLUETTI AC70 / AORA 80

総評:ソーラー性能と高出力に強みあり。ただし重量とポート数の少なさで惜しくも3位に。

BLUETTI AC70 もしくは日本向けモデルの BLUETTI AORA 80 (ブルーティ アオラ 80) は、768Whクラスの中でも非常にパワフルな性能を備えたモデルです。

まず目を引くのはその出力性能です。

定格出力は1000Wで瞬間最大出力はなんと2000Wに達し、同クラス製品の中でもトップクラスです。

冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器といった家庭用の中型家電を動かすのに十分なパワーを持っています。

単なるアウトドア用途にとどまらず、停電時の非常用電源としても頼りになる存在です。

さらにBLUETTIの強みはソーラー充電性能にあります。

最大500Wの入力に対応しており、条件がよければ数時間でフル充電できるスピード感です。

屋外での長期キャンプや災害時の電力自給自足において、この高効率なソーラー充電は大きな武器になります。

加えて、AC充電もわずか45分で80%まで充電可能です。

短時間で再利用できる点は緊急時に大きな安心感を与えてくれます。

ただし、これほどの高性能を詰め込んでいる分デメリットも見逃せません。

  • 重量は10.2kgと重めで、頻繁に持ち運ぶにはやや不便
  • ポート数が一番少なくACポートは2つだけ

結果として「性能は非常に優秀だが、重さと価格のバランスで他機種に一歩譲った」という評価になります。

768Whの中では万能型というよりは、高出力とソーラー充電の速さに特化したモデルと言えるでしょう。

停電対策や長期キャンプでソーラー発電と組み合わせて使いたい人、家庭の非常用電源を重視する人にとっては最適の1台です。

詳しくは公式ページを見てみてください↓

もしくはこちら↓

第2位:Dabbsson 600L

総評:半固体LFP採用で寿命長め。LEDライトも搭載で防災に最適

Dabbsson 600L (ダブソン 600L) は768Whの中でバランスよく使いやすいモデルのひとつです。

定格出力は600Wと今回比較した4機種の中では控えめですが、スマートフォンやノートPC、照明器具、小型冷蔵庫、電気毛布など、日常的に使用する電化製品を動かすには十分な性能を持っています。

また、Power-Boost機能を使えば一時的に900Wまで引き上げることが可能で、消費電力が大きな機器にも対応できる柔軟性があります。

このモデルの最大の魅力は半固体LFPと実用性の高さです。

バッテリーには Semi-Solid LiFePO₄ (半固体LFP) を採用していて、サイクル寿命は4000回以上と非常に寿命が長いです。

毎日のように使っても10年以上持つ計算になり、ランニングコストの面でも優秀です。

重量は約8kgと比較的軽量で、持ち運びやすさも確保されています。

AC充電では約1.6時間でフル充電でき、停電時や急なキャンプ出発前でも短時間で準備が整います。

さらにUPS機能(無停電電源装置)も備えていて、停電が起きてもわずか15msで電源を切り替え可能です。

自宅のルーターやパソコンに接続しておけば、突然の停電でも作業を中断せずに済むという安心感があります。

ただし、いくつか注意点もあります。

  • 定格出力が600Wと低めのため、IHコンロや電子レンジなどの高出力家電を長時間動かす用途には不向き
  • ソーラー入力は対応しているものの、最大値は他社製品ほど大きくないので長期キャンプでの自給自足にはやや不安が残る
  • 奥に細長い形状をしていて取っ手を持つと垂れ下がるので置きづらい。好みが分かれる

それでも価格が一番安く、「必要十分な性能を手頃な価格で欲しい」というユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢です。

半固体LFPで安全性も高く、防災に特化しているのも素晴らしいポイントでしょう。

特に「普段はあまり使わないけど、非常時やキャンプで安心感を持ちたい」という方にはベストマッチと言えます。

詳しくは公式ページを見てみてください↓

もしくはこちら↓

第1位:EcoFlow RIVER 2 Pro

総評:圧倒的なバランスの良さ。総合力で文句なしの第1位!

今回の768Whの徹底比較で堂々の第1位に輝いたのは、EcoFlow RIVER 2 Pro (エコフロー リバー 2 プロ) です。

これは私が愛用しているポータブル電源です。

容量・出力・充電速度・重量・機能性とあらゆる面でバランスが取れていて、「迷ったらこれを選べば間違いない」と言える万能モデルですね。

まず注目したいのが出力性能です。

定格出力は800Wで、X-Boostモードを使えば1000Wまで拡張可能です。

これにより小型冷蔵庫や炊飯器、電気ケトルなど、一般的な家庭用家電の多くをカバーできます。

定格出力が低めのモデルでは動かせない家電でも、EcoFlow RIVER 2 Pro なら安心して利用可能です。

次に充電速度です。

EcoFlowは急速充電技術に定評があり、このモデルも例外ではありません。

ACコンセントからの充電ならわずか約70分でフル充電が可能です。

私が実際に使ってみたら、気づいたら充電が終わっていました。

出発前の慌ただしい時間や、災害時の緊急充電でも短時間で準備できるのは大きな安心材料です。

さらにソーラー入力にも対応していて、最大220Wでの充電が可能です。

バッテリーはもちろんLFPを採用しています。

サイクル寿命は3000回以上と長寿命で、日常的に使っても安心です。

安全性も十分高く、実際に真冬の野辺山や結露の激しい乗鞍岳で使ってもなんの問題もありませんでした。

重量は約8.2kgと、このクラスでは軽量です。

女性でも片手で持ち運べるので、車中泊やキャンプに気軽に持ち出せます。

スマホアプリも使い勝手がよくて、必要な設定はすべてアプリからすることができます。

また、ポート数の多さが EcoFlow RIVER 2 Pro の最大の強みです。

出力ポートは AC ×4, USB-A ×3, USB-C ×1, シガーソケット ×1, DC5521 ×2 の11個もあり、多くの家電を同時に動かすことができます。

私は天体写真のために EcoFlow RIVER 2 Pro を使っているのですが、天体写真だととにかく使うポートが多いので非常に助かってます。

もちろん弱点がまったくないわけではありません。

ソーラー入力は最大500Wの BLUETTI AC70 には及ばず、自給自足には物足りないと感じるかもしれません。

しかし容量・出力・機能のバランスを考えると、こうした弱点はごく限られたシーンにとどまります。

総合的に見れば、EcoFlow RIVER 2 Pro は万人におすすめできる完成度の高い1台です。

  • キャンプやアウトドア → 軽さと充電スピードが活躍
  • 車中泊 → 冷蔵庫や調理器具を安心して稼働
  • 防災備蓄 → ポート数が多くあらゆるシーンに対応できる
  • 普段使い → アプリ制御で効率よく管理

あらゆるシーンで「ちょうどいい」を実現できるのは、このモデルならではです。

EcoFlow RIVER 2 Proは性能・価格・利便性のバランスで頭ひとつ抜けた存在です。

768Whクラスを代表する最強モデルだと断言できます!

詳しくは公式ページを見てみてください↓

もしくはこちら↓

最後に

今回は容量が768Whの4機種を比較しました。

結論を言えば、768Whのポータブル電源を探している人には EcoFlow RIVER 2 Pro が一番おすすめです。

EcoFlow RIVER 2 Pro は充電が速くポート数も多く、軽くてコンパクトでアプリで制御もできる次世代のポータブル電源です。

寿命も長いので普通に使っていれば10年以上持つでしょう。

長い目で見れば買って間違いないポータブル電源となるはずです。

もちろん他のポータブル電源も用途に合わせて買えば素晴らしいものでしょうが、私は EcoFlow RIVER 2 Pro をおすすめします。

ぜひ公式ページを見てみてください。

では。

今回登場したポータブル電源たち↓

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