ポータブル電源の中でも
- EcoFlow RIVER 2 Pro (エコフロー リバー 2 プロ)
- Dabbsson 600L (ダブソン 600L)
はどちらも容量768Whのモデルです。
700Wh以上もあるとキャンプや防災、アウトドアまで幅広く活躍します。
しかし、スペックをよく見ると EcoFlow と Dabbsson では性格がまったく違います。
「容量は同じだけど… どっちを選べばいいの?」
この記事ではポータブル電源を愛用している私が2つのモデルを徹底比較し、あなたに合った一台を選ぶためのポイントを詳しく解説します。
2つのスペックを比較
まずは2つのポータブル電源の仕様を比較しましょう。
スクロールできる表です↓
| 特徴 | EcoFlow RIVER 2 Pro | Dabbsson 600L |
|---|---|---|
| 容量 | 768Wh (LiFePO₄) | 768Wh (半固体LiFePO₄) |
| 定格出力 | 800W (瞬間最大1600W) | 600W (瞬間最大1200W) |
| 最大出力 | X-Boostで最大1000W | Power-Boostで最大900W |
| 出力ポート | AC ×4, USB-A ×3, USB-C ×1, シガーソケット ×1, DC5521 ×2 (合計11つ) | AC ×2, USB-A ×2, USB-C ×2, シガーソケット ×1, DC5521 ×1 (合計8つ) |
| 充電時間(ACコンセント) | 約70分でフル充電 | 約96分でフル充電 |
| ソーラー入力 | 最大220W | 最大200W |
| 充放電サイクル | 3000回充放電で80%維持 | 4000回充放電で80%維持 |
| EPS/UPS切替速度 | 約30ms (UPSではない) | 約15ms (UPS) |
| 静音性 | 公式記載なし | 静音充電モードで25dB |
| 重量 | 約8.25kg | 約8kg |
| サイズ | 270×260×226 mm | 188.5×326.5×215.5mm |
| アプリ制御 | Wi‑Fi/Bluetooth | Wi‑Fi/Bluetooth |
| 特徴 | 急速充電、ポート数多め、高出力 | 長寿命、静音、UPS切り替えが速い |
| 価格 (2025/10/4時点) | ¥48,400 | ¥39,800 |
この表を見ると、EcoFlow RIVER 2 Pro のほうが
- 充電が早い
- ポート数が多い
- 高出力に対応
で、Dabbsson 600L のほうが
- 半固体LFPを採用
- 長寿命
- 音が静か
- UPS切り替えが速い
という特徴があることがわかります。
両者を詳しく比較していきましょう。
EcoFlow RIVER 2 Pro とは?


EcoFlow RIVER 2 Pro は近年注目を集めているポータブル電源シリーズの中でも、とくに 「高速充電」「豊富な出力ポート」「高出力対応」 という3つの強みを兼ね備えた人気モデルです。
まず驚かされるのはその充電スピードでしょう。
一般的なポータブル電源はフル充電に数時間かかることが多いのに対し、EcoFlow RIVER 2 Pro は独自のX-Stream急速充電技術のおかげでわずか約70分で100%まで充電可能です。
Dabbsson 600L の96分に比べてもかなり速いですね。
0%からでも1時間ちょっとで満充電できるので、キャンプ出発前の短い準備時間でも安心感が違います。
このスピードは業界トップクラスで、ユーザーから「気がついたらもう充電が終わっている」と評価されるほどです。
実際、私が使ってみたら予想以上に速い充電スピードに驚かされました。
スマホの充電よりも速いかもしれません笑
また、EcoFlow RIVER 2 Pro の次の特徴は出力ポートが多いことです。
EcoFlow RIVER 2 Pro には家庭用コンセントと同じように使えるACポートが4つも用意されていて、ノートPCや小型家電を同時に複数接続しても余裕があります。
さらに、最新規格に対応したUSB-C(最大100W対応) が1つ、スマホや小型機器の充電に便利なUSB-Aポートが3つ、そして車載冷蔵庫やルーターに対応するシガーソケットやDC5521ポートまで搭載しています。
つまり、この1台を持ち運ぶだけでキャンプ場でも車中泊でも自宅の停電時でも、ほぼすべての電化製品をカバーできる万能性を持っています。
複数人で同時に使用しても「ポートが足りない」という状況になりにくいのも大きな魅力です。
Dabbsson 600L のポート数は8個で、 EcoFlow RIVER 2 Pro の11個に比べるとポート数が物足りないですね。
そして、もうひとつ大きなポイントが高出力対応です。
定格出力は800Wと十分に高く、通常の照明器具やノートPCはもちろん、調理家電や中型の冷蔵庫などやや大きな負荷を必要とする機器にも安定して電力を供給できます。
Dabbsson 600L が600Wなのでやはり EcoFlow RIVER 2 Pro が勝っていますね。
さらにEcoFlow独自のX-Boost機能を有効にすることで、最大1000Wまでの出力に対応可能です。
一般的な600Wクラスのポータブル電源では動かせない家電製品も EcoFlow RIVER 2 Pro なら問題なく動かせます。
キャンプやアウトドアなど、使えるシーンの幅が格段に広がりますね。
たとえば電子レンジや電気ケトルなど、キャンプ場や災害時に「どうしても使いたい家電」を安心して使える点は他社製品と比較しても大きな強みです。
また、体積としては Dabbsson 600L のほうが小さいですが、こんな感じで後ろに長くしかも取っ手が後ろについているので置くときに傾いてめんどくさいです。

Dabbsson 600L はもうちょっと立方体に近い形にしてくれたらなーと私は思いました。
一方、EcoFlow RIVER 2 Pro は体積は少し大きいですが立方体に近い形をしているので置きやすいです。
こんな感じです↓

見えづらいだけで取っ手が後ろについてます。
このように、EcoFlow RIVER 2 Pro は運びやすさにも配慮されています。
ただ、充電中に少しうるさくなるのが惜しいです。
充電中は「ウィーーン」とファンがうなってます。
ただ、充電が終わると静かになるので普段使う分にはそこまで気にする必要はないと思います。
この記事でもレビューを紹介しているのでよければどうぞ。
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次は Dabbsson 600L を見てみましょう。
Dabbsson 600L とは?

Dabbsson 600L は次世代のポータブル電源として登場した注目モデルであり、従来のリチウム電池とは一線を画す安全性と耐久性を兼ね備えています。
最大の特徴は、一般的なリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO₄)バッテリーに半固体電解質技術を組み合わせた半固体LFPバッテリーを採用している点です。
これにより、従来のバッテリーが抱えていた「発熱や液漏れ、衝撃時の不安定さ」といった弱点を大幅に改善し、より安定した性能と高い安全性を実現しています。
EcoFlow RIVER 2 Pro は通常のLFPバッテリーなので、この点でDabbssonは先を行っていると言えますね。
もちろん通常のLFPも三元系バッテリーに比べれば非常に安全ですが、「半固体LFP」という技術に惹かれる人もいるでしょう。
実際にDabbsson社が実施した釘刺しテストにおいても、通常のLFPバッテリーが発煙や液漏れを起こすのに対し、Dabbsson 600L は爆発も発火もなく、表面温度が25℃以下に抑えられるという結果を示しています。
これは非常時における安全性を何よりも重視するユーザーにとって大きな安心材料と言えるでしょう。
さらに、バッテリー寿命の長さも Dabbsson 600L の大きな魅力です。
EcoFlow RIVER 2 Pro は「3000回の充放電で80%を維持」と書かれていますが、Dabbsson 600L は4000回の充放電でも80%の容量を維持できるとしています。
これは毎日使っても10年以上の寿命に相当します。
長期間にわたって安定した性能を発揮するので、防災用として自宅に常備しておくだけでなくキャンプや車中泊、アウトドアで繰り返し使いたいユーザーにも適しています。
長寿命設計なので10年以上買い替えしなくて済むのがいいところです。
加えて、Dabbsson 600L は動作音が非常に静かなのもいいところです。
充電中の騒音レベルは静音充電モードでは約25dBに抑えられていて、図書館くらいの静けさです。
これなら寝ている間に横で充電しても全く気にならないですね。
そして、非常時に役立つのが UPS(無停電電源装置)機能 です。
Dabbsson 600L は停電が発生してもわずか15ms以内に電力供給を切り替えることができ、デスクトップPCやルーター、医療機器など「電源が一瞬でも落ちては困る機器」を安全に守ることができます。
EcoFlow RIVER 2 Pro の切替速度が約30msとされるのに対し、Dabbsson 600L はその半分の速さで切り替えを実現しています。
バックアップ用途を重視するユーザーにとっては Dabbsson 600L は特に信頼できる存在ですね。
総合すると、Dabbsson 600L は 安全性・耐久性・静音性・UPS対応力」の4拍子を揃えたポータブル電源です。
充電の速さや出力、ポート数といった性能面では EcoFlow RIVER 2 Pro のほうが上ですが、防災用途では Dabbsson 600L のほうが安心できるかもしれないですね。
「半固体LFP」という言葉に惹かれた人は買ってみる価値ありです。
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最後に
今回は同じく容量が768Whのポータブル電源の EcoFlow RIVER 2 Pro と Dabbsson 600L を比較しました。
結論を言えば
- 充電の早さ
- ポート数の多さ
- 出力の高さ
を重視する人には EcoFlow RIVER 2 Pro を、
- 半固体LFP
- 寿命の長さ
- 音の静かさ
- UPS切り替えの速さ
を重視する人には Dabbsson 600L をおすすめします。
どちらを選んでも後悔ないでしょうが、個人的には私は EcoFlow RIVER 2 Pro がおすすめです。
詳しくは公式サイトを見てみてください。
では。
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