キャンプや車中泊など、「電源がない場所」での活動が好きな人にとってポータブル電源は今や命綱のような存在です。
その中でもとりわけ注目されているのが EcoFlow RIVER 2 Pro (エコフロー リバー 2 プロ) です。
高速充電・高出力・大容量・アプリ対応・長寿命――と、まさに全部入りの一台。
この記事では、天体写真が好きな私が実際に1年以上 EcoFlow RIVER 2 Pro を使ってベランダ撮影や遠征撮影したときの使用感をもとにレビューしていきます。
Contents
EcoFlow RIVER 2 Pro とは?


EcoFlowの「RIVER 2 Pro」はRIVER 2シリーズの最上位モデルです。
主なスペックはこちらです:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 768Wh |
| 出力 | 800W (サージ1600W) |
| 充電速度 | 家庭用コンセントに接続で約70分でフル充電 |
| USB-C | 最大100W対応 (ノートPC充電可) |
| ポート数 | AC ×4, USB-A ×2, USB-C ×1, シガーソケット ×1, DC5521 ×2 |
| 重量 | 約8.2kg |
| バッテリー寿命 | 3000回の充放電で初期容量の80%を保持 |
| スマホアプリ対応 | EcoFlowアプリあり |
用量が768Whもあるのはありがたいですね。
一見すると重量は重そうですが、運びやすい取っ手がついているので片手でも運べます。
そこまで重くなかったです。
あと、EcoFlowの最大の売りは充電速度でしょう。
実際に私が試したところ、1時間で80%以上充電され驚きました。
急に遠征するとなっても1時間でフル充電できるのはありがたいですね。
ただ、家庭用コンセントがなく他の充電方法だと遅くなってしまうので注意してください。
遠征地でも安心して使える?
私の趣味は天体写真です。
街明かりのない山奥に出かけ、一晩中夜空と向き合い星を撮り続けるものです。
天体写真を撮っている間は冷却CMOSカメラや赤道儀、レンズヒーターにずっと電気を送り続けないといけません。
しかもかなりの電気が食われるので普通のモバイルバッテリーじゃ追いつきません。
真冬だと12時間以上稼働しっぱなしなのでかなりの大容量が求められます。
さすがの EcoFlow RIVER 2 Pro でも朝起きたら電池が切れているかな…と思って見てみたらなんと40%以上も残っていました。
夜6時から翌朝8時まで14時間フル稼働しても、残量はなんと40%以上。
寒冷地の野辺山(-10℃)でも問題なし。
LFPバッテリーの冷気耐性は本物です。
USB-CでノートPCをそのまま充電
100W対応のUSB-Cポートにより、MacBook Proや一部Windowsノートを変換アダプタなしで直接給電可能できます。
ケーブル1本で静音・高効率。
大きな音が鳴っていると夜空の雰囲気が台無しですが、それがないのが一番いいですね。
充電速度も早いので助かっています。
私は野辺山で外で iPad mini を充電しながら制御していたのですが、寒すぎたのか iPad mini がフリーズしてしまいました。
それほど過酷な環境でも EcoFlow RIVER 2 Pro はびくともしていなかったのがすごかったです。
ポートが多くて配線もスッキリ
天体撮影ではカメラ、赤道儀、ASIair…とAC機器が多いため4口あると非常に助かります。
延長タップ不要で設営と撤収が簡単、安全性も抜群です。
シガーソケットも備えているので万能ですね。
また、私はレンズヒーターを3つ使うこともあるのでType-Aポートが3つもあるのはありがたいです。
どんな状況にも対応できるすぐれものです。
RIVER 2 を買ったけど使えなかった話
実は最初、私は EcoFlow RIVER 2 (256Wh)を購入しました。
「軽いし手頃だし、赤道儀とカメラくらい動くだろう」と思ったのですが…
冷却CMOSカメラと赤道儀を繋いだ結果、約6時間でバッテリー切れ。
一晩中撮影できず、最高の星空を前にして撤収することになりました。
そこでRIVER 2 Proに買い替えたところ、世界が変わりました。
夜通し撮影し、朝起きてもバッテリー残量は40%以上。
「これはもう信頼できる相棒だ」と確信しました。
キャンプや車中泊でも大活躍
EcoFlow RIVER 2 Pro は天体写真だけでなく、キャンプやアウトドアにも大活躍します。
| 使用機器 | 消費電力 | 使用時間 | 残量の目安 |
|---|---|---|---|
| LEDライト | 10W | 8時間 | ◎ |
| スマホ | 10W | 2回充電 | ◎ |
| ポータブル冷蔵庫 | 45W | 10時間 | ◯ |
| ノートPC | 50W | 3時間 | ◯ |
・車中泊でも静音・安心
・電気毛布や小型ヒーターも運用可能
・スマホ充電、Wi-Fiルーター、PCなども同時使用OK
・エンジンを切っても静かに動作し、夜間でも安心
ただ、電気ケトルやドライヤーといった消費電力が大きなものは注意してください。
X-Boost機能で最大1000Wまで使えるので1000Wに収まるといいでしょう。
環境に優しい次世代のバッテリー
RIVER 2 Pro はLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを採用しています。
これは三元系リチウムイオン(NMC/NCA)と比べて安全性が高いとされているものです。
スマホや電動キックボードなどに使われる三元系リチウム電池(NMC/NCA)は高いエネルギー密度と軽さが魅力ですが、その反面で熱に弱く、衝撃や劣化で発火するリスクが指摘されています。
災害時や車中泊、撮影遠征などでは安全性が最も重要です。
EcoFlow RIVER 2 Pro が採用しているLFPバッテリーは構造的に熱暴走しにくく、発火点も高く外部からの衝撃や過充電にも強いのが特長。
・発火・爆発リスクが極めて低い
・約3,000回の充放電に耐える長寿命
・-20℃-45℃でも安定稼働(寒冷地でも安心)
つまり、RIVER 2 Pro は安全性の面でも群を抜いて信頼できる製品なのです。
競合他社との比較
EcoFlow RIVER 2 Pro は容量が768Whですが、同じ容量の他社のポータブル電源はいくつかあります。
それがこの3つです:
- BLUETTI AORA 80
- Dabsson 600L
- Anker Solix C800
ただ、これらと比較しても EcoFlow RIVER 2 Pro が一番優秀でした。
ポート数が多く、軽くてコンパクトで充電も速いので本当におすすめです。
詳しくはそれぞれの比較記事を書いてみたので読んでみてください↓
デメリットと注意点
ここまでメリットばかり書いてきましたが、最大のデメリットはアプリで設定しないとAC電源が切れることがある点です。
初期設定では省エネモードがONになっており、一定時間でAC出力がオフになる場合があります。
ですがEcoFlowアプリから「ACタイムアウト」を常時稼働に設定すれば解決します。
設定方法はこの記事で解説しています。
それ以外は特に不便な点はないです。
重量は8kgくらいなので重そうですが、取っ手が持ちやすいので持ち運びはしやすいです。
取っ手はバッテリーの後ろ側にあるので出っ張らず、邪魔にならない設計です。
EcoFlow公式の段ボールは頑丈でかさばらないので、遠征する時に民宿やホテルにバッテリーを宅配で送って使うのもありですね。
支払い・購入情報
公式サイトから購入する場合、EcoFlow RIVER 2 Pro はPaidyで分割払い可能です。
あと払いペイディに対応しており、45%オフキャンペーン中だと月4000円 ×12で買えてしまいます。
めっちゃ安いですね。
キャンペーンによっては45%オフで買えることもあり、割引クーポン・セールが豊富です。
正規保証・サポート対象で、Paidy分割払いにも対応しています。
梱包がシンプルなので段ボールがそのまま使えます。
私も公式サイトから買いましたが特典がついてきてうれしかったです。
他モデルとの比較を見てみましょう。
| モデル | 容量 | AC出力 | USB-C | 重量 | フル充電時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| RIVER 2 | 256Wh | 300W | 60W | 約3.5kg | 約60分 |
| RIVER 2 Max | 512Wh | 500W | 100W | 約6.1kg | 約60分 |
| RIVER 2 Pro | 768Wh | 800W(サージ1600W) | 100W | 約8.2kg | 約70分 |
容量の安心感がダントツです。
結論:EcoFlow RIVER 2 Pro は買って後悔なしの万能ポータブル電源
天体写真・アウトドア・車中泊・防災——どれか一つでも当てはまるなら、EcoFlow RIVER 2 Proは間違いなく持っておくべき一台です。
一晩中の撮影・稼働も安心。
USB-CやAC出力も充実。
超急速充電(約70分)。
アプリ対応で操作快適。
バッテリー寿命が長く、環境にも優しい。
せっかくの旅先で電源に困りたくないなら、最初からこれを選ぶのが正解かもしれません。
ぜひ商品ページを見てみてください↓






















